第1番 誦経山 四萬部寺ずきょうさん しまぶじ通称:妙音寺
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打出しは、札所1番四萬部寺から。 関越自動車道 花園I.Cから国道140号線で秩父方面へ。途中、皆野寄居バイパス(有料)を経由すれば時間短縮になる。美の山公園への分岐点に「札所1.2.3.4番」の案内標識が出てくるので、斜め左へ分岐し、あとは案内看板に従って進めば到着できる。 電車利用:秩父鉄道 和銅黒谷または大野原駅から徒歩約3.2km。 50〜60分程度か。 ※ 国道140号線は車の走行が多いので、山側の生活道路を歩行するのが望ましい。 電車・バス利用 西武秩父線 西武秩父駅より三沢経由皆野駅行西武バスに乗車、札所一番下車 但し、バスは1日6往復のみ。 |
発願の寺に相応しい佇まいの寺院で、納経所には豊富な巡礼用品が陳列されていた。
本堂は元禄10年(1697)建立の堂宇で、県の有形文化財に指定されている。
四萬部寺の謂れは、性空上人の弟子幻通が、この地のために四万部読誦した供養を行い、塚を築いたという伝承があるとのこと。
観音堂の右手にある「施食殿」。
大きな堂宇の中心に、八角形の輪蔵形厨子が置かれており、関東三大施餓鬼の一つと言われている8月24日開催の大施食会はこの施食殿で開催されるという。
何でも、秩父の著名な寺院から僧侶が集まり、輪蔵を回りながら読誦するらしい。
この小さな堂宇は納経蔵で、四萬部寺の名の謂れに因んで、一般から写経を募り、四萬部を収めるための蔵とのこと。
生まれ年の干支に対する護り本尊の石仏が安置されている。自分は巳年なので千手観世音菩薩(左側の像)なので、しっかりお参りさせてもらった。
また、納経蔵の前には「功徳石」というのがあって、七観音の梵字が刻まれた石を回しながら念ずると功徳があるというもの。
門前の宿:山門前に「旅籠一番」という民宿があります。
地方から霊場巡りに来る人が結構利用しているようです。
駐車場:山門左手に割りと広い駐車場があります。
天然温泉と露天風呂の宿 旅籠一番