第3番 岩本山 常泉寺いわもとさん じょうせんじ
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2番真福寺 3番常泉寺 札所2番の納経所光明寺からは、寺を出て直進し、突当りを右折したら県道11号線を横断して山田橋を渡り左折。 道標に従って右折すれば常泉寺に出る。 |
本尊薬師如来を祀る本堂を参拝の後、左手にある観音堂へ。
本堂は弘化年間(1844〜1848)に火災で焼失しており、安政5年(1858)再建されたという。
本堂の庭には不動池があり、背後の懸崖の下には石仏が並び、紫陽花が植えられている。 この庭の先の一段高い場所に観音堂がある。
そもそもの堂宇は、弘化年間(1844〜1848)に消失し、後の明治3年(1870)に第15番蔵福寺が廃寺になった際、秩父神社の境内にあった蔵福寺の薬師堂を移築したものだそうだ。
三間四面、正面に一間の大唐破風の向拝を付しているが、この向拝の彫刻が凄い!
虹梁の「龍」と向拝の「鳳凰」は、江戸時代の名工、熊谷宿玉井村の「飯田和泉」作ということである。常泉寺は紫陽花の咲く寺としても有名で、観音堂下の路や本堂と観音堂の間にたくさんの紫陽花が植えられていた。
車だったので写真を撮りそこねたが、光明寺から来る途中で横瀬川を渡る時、ふと川の方へ目を向けると、深い渓谷になっていた。
4番へ向かう時もここを渡るのだが、生憎対向車が来てしまった。
閑静なところなのに軽トラが多い。