諸國放浪紀江戸三十三観音霊場
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第3番 大観音寺おおがんのんじ
正式名称
大観音寺
宗派
 
聖観音宗
本尊
  聖観世音菩薩
御真言
 
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
 
くろがねの 堅き誓いひに み仏は
  花咲くがごと 巷にぞ立つ
所在地
 
東京都中央区日本橋人形町1-18-9
03-3667-7989
最寄駅
 
地下鉄 人形町駅 A2出口 徒歩1分
大観音寺
道のり  
2番清水寺 3番大観音寺
2番清水寺からは、つくばエクスプレス 浅草駅より乗車、終点秋葉原駅で日比谷線に乗換え人形町で下車。
または、清水寺から都営浅草線 浅草駅まで歩き(約16〜20分)、都営浅草線 人形町駅下車。
水天宮方面に歩き道路右側の引っ込んだ場所にある。

参拝メモ

水天宮通りから細い路地を入ると石段の先に大観音寺が建っている。
ビルの2階部分が本堂で、石段の下、つまり1階部分は信徒控室になっている。

大観音寺は札所1番浅草寺と同じ聖観音宗だが、元々は天台宗で、昭和27年に改宗した。

本尊 鉄造聖観世音菩薩は、そもそも鎌倉の新清水寺の本尊として奉安されていたものだという。
火災により新清水寺が消失するも、本尊は難を逃れ井戸の中に安置された。
元禄12年(1699)鶴岡八幡宮近くの鉄の井(くろがねのい)より掘り返され、鉄観音堂を立てて尊崇した。

鉄観音堂は鶴岡八幡宮の別当であったため、明治政府の神仏分離令による廃仏毀釈運動によって観音像は投棄されたが、人形町の住人が現在地に勧請したといわれている。

鉄造聖観音像は首だけの像だが、高さ170cmもある大きなもので、都の有形文化財に指定されている。
秘仏として普段は拝観できないが、毎月17日の縁日に開扉され拝観することができる。
大観音寺本堂
本堂正面観と韋駄天堂
本堂内部

本堂には聖観音菩薩の他に阿弥陀如来を祀っている。また、境内には馬頭観世音菩薩を祀る堂や韋駄天尊や本願地蔵尊が祀られている。


Memo
   
創建
明治九年 (1876)
  開基 石田可村・山本卯助
     
  拝観 7:00〜17:00 
     
  納経所 本堂左手のお札などを売る窓口
    戸が閉まっていることが多いが、チャイムで呼出せる
     
  駐車場 一番近いのは有料NTパーキング
         

4月8日の花祭り(お釈迦様の生誕祭)の日は人形町商店街協同組合による甘茶と人形町の銘菓の接待がある。



近くにある寺社
小網神社
小網神社東京下町八社福参りの2社が鎮座している。
その1社が小じんまりと佇む小網神社である。
明治維新後の神仏分離令によって、小網山稲荷院万福寿寺から寺社を分離し、小網稲荷神社となった。

小網神社朱印日本橋地区に残る唯一の桧造の神社建築物だそうで、現社殿は昭和4年(1929)に建立された建物で、東京大空襲を免れ、今日に至っているとのこと。

呼ばれるようになったとか。

御祭神 倉敷魂神・市杵島比賣神
例  祭 5月28日
社格等 旧村社
鎮座地 中央区日本橋小網町16-23
    東京下町八社福参り 小網神社

水天宮
水天宮甘酒横丁を越して次の大きな交差点の角にあるのが水天宮。
安産や子授かりで有名な水天宮は東京の名所でもある。
連日、祈願やお礼参りに訪れる参拝者が多く、特に戌の日は拝殿や授与所には列が出来るほど賑わう。

水天宮朱印水天宮は、文政元年(1818)久留米藩9代藩主有馬頼徳が赤羽根(港区)の久留米藩江戸屋敷に分霊を勧請したのが始まりである。

明治4年(1871)、藩邸の移転に伴い青山の中屋敷へ遷座し、翌年、有馬家下屋敷のあった現在地に移転した。

御祭神 天御中主大神・安徳天皇・建礼門院・二位の尼
例  祭 5月5日
社格等 無格社
鎮座地 中央区日本橋蛎殻町2-4-1
    東京下町八社福参り 水天宮

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