諸國放浪紀江戸三十三観音霊場
第11番 南縁山 圓乗寺なんえんさん えんじょうじ
正式名称
南縁山 正徳院 圓乗寺
宗派
 
天台宗
札所本尊
 
聖観世音菩薩
本尊
 
釈迦牟尼如来
御真言
 
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
 
観音の 教えのままに 導かれ
  ただ円かれと 御船に乗るらん
所在地
 
東京都文京区白山1-34-6
03-3812-7865
最寄駅
公式サイト
  圓乗寺 南縁山 正徳院 
道のり  
23番大圓寺 11番圓乗寺
23番大圓寺からは、国道17号を左に進み、東京電力白山変電所を右折して浄心寺坂を下る。
少し歩くと「天台宗 圓乗寺」の石標が見えてくる。
ここが圓乘寺参道の入口になっている。建造物としての山門がなく石柱だけ。
これで文京区の本駒込駅・白山駅周辺の札所は制覇できた。
参拝メモ

圓乗寺は元和6年(1620)に創建された天台宗の寺院で、開山は宝仙法印。
境内には八百屋於七の墓がある。

浄心寺坂に面して参道入口がある。
お寺らしい雰囲気ではないが、石標があるのですぐ分かる。

参道入口
圓乗寺
ここから中に入ると、近代的なビルが建っており、『天台宗 圓乗寺』と大きく壁面に文字が貼られている。

この手の寺院は馴染みがないので、入るのに躊躇いがある。
このビルの1階に本尊「釈迦牟尼如来」と、江戸三十三観音の札所本尊「聖観世音菩薩」が安置されている。
1階に圓乗寺の本堂があるが、白山御廟が併設されてるせいか寺院という感じはしない。
以前参拝した時は、こんな近代的な寺院ではなかった。
以前の参道
以前の本堂

八百屋於七の墓
於七の家は江戸有数の八百屋だったが、天和2年(1682)、大圓寺から出火した天和の大火で被災し、菩提寺である圓乗寺に非難した。
その折に寺小姓の佐兵衛と恋仲になってしまった。その後、再会したい一心で、火事になればまた逢えると思い込んで放火してしまった。
未遂に終わったものの、天和3年(1683)数え歳16で火あぶりの刑に処せられた。

後に井原西鶴の「好色五人女」や歌舞伎で取り上げられ、八百屋於七は有名になった。

境内奥に八百屋於七の墓が3基ある。
中央は住職が建立したもの、右は寛政年間(1789〜1801)に於七を演じた4代目岩井半四郎が建立したもの、左は二百七十回忌法要に際し建てられたものだという。





以前、山門左脇にあった八百屋於七地蔵尊のお堂。
木造の屋根のついた囲いの中に、八百屋於七地蔵尊が祀られている。





Memo
  浄心寺朱印  
創建
元和二年 (1612)
  開基 畔柳助九郎
  開山 還蓮社到誉文喬和尚
  納経所 本堂左側にある窓口
     
  駐車場 山門付近にリパーク白山1丁目第2
     
     
     
       


近くの参詣スポット

白山神社
東京十社の一つ白山神社は、圓乗寺から白山駅を挟んだ向こう側にある。
紫陽花で有名なので開花時期には是非訪れたい場所。



関連ページ東京十社巡り・白山神社 | 四季の彩香・梅雨に紫陽花


Map


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