第29番 高野山東京別院こうやさんとうきょうべついん
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27番道往寺 29番高野山東京別院 28番金地院は既に参拝しているので、道往寺から向う。 道往寺裏の伊皿子坂に行き、大丸ピーコックがある交差点を左折し、道なりに歩くと、高輪警察署の先に高野山東京別院の山門がある。 道往寺から約14〜15分の距離。 |
江戸三十三観音巡礼も終盤にかかり、4回目の最後に訪れたのが高野山真言宗総本山金剛峯寺の東京別院である。
慶長年間に高野山学侶方の江戸在番所として、浅草の寺院を借りて開創したのが始まりといわれている。
延宝元年(1673)高野山江戸在番所高野寺として幕府より下賜された芝二本榎(現高輪3丁目)に堂宇を建立した。
一時期寺号を長寿寺と号していたが、昭和2年(1927)高野山東京別院と改称した。
本堂
山門を入ると、駐車場を備えた広い境内が広がっており、正面に大きな本堂が建っている。
昭和63年(1988)の落慶というから、寺院の建造物としてはまだ新しい。
「遍照殿」の扁額が架かる入口を入ると、広い堂内の奥に本尊弘法大師坐像が安置されていた。
境内にも修行大師像と四国八十八ヵ所お砂踏み霊場がある。
江戸三十三観音霊場中、本尊に弘法大師を祀るのはここだけで、御府内八十八ヶ所の第一番札所でもある。境内に立つ石碑からも江戸遍路の様子が伺われる。
諸堂
本堂手前にまだ新しい不動堂が建っている。
以前、この辺りには鐘楼堂が建ち、手前には修行大師像と四国八十八ヶ所の本尊が段を組んで並んでいたが、石像達は本堂の右手、墓地手前に移設されていた。
また、鐘楼堂も上屋部分をそっくり高輪警察側へ移設してあった。
創建 | 明暦元年(1655) | ||||
納経所 | 本堂左手の寺務所 | ||||
左手の受付カウンター | |||||
駐車場 | 山門から本堂前 | ||||
参拝者用と明記された場所に駐車する | |||||
江戸33観音 |
御府内88ヶ所 1番 |