諸國放浪紀鎌倉十三仏霊場
第3番 妙厳山 本覚寺 みょうごんさん ほんがくじ 文殊菩薩
名称
 
妙厳山 本覚寺
札所本尊
 
文殊菩薩
本尊
 
釈迦三尊
宗派
 
日蓮宗
ご真言
 
おん あらはしゃ なう
所在地
 
神奈川県鎌倉市小町1-12-12
0467-22-0490
最寄駅
道順
 
10番来迎寺 3番本覚寺
札所10番の来迎寺からは、金沢街道に出て右へ道なりに歩くと宝戒寺前の三叉路にでる。右に行くと鶴岡八幡宮だが、そこを直進し小町大路を行くと右手に本覚寺の山門がある。約22分ほどの道のりである。
参拝メモ

本覚寺は小町大路に面して山門を構えている。門の左側には「南無妙法蓮華経」と彫られた石標が立ち、台座には「東身延」と刻まれている。
日蓮宗の本山格である由緒寺院の寺格を有する42ヶ寺の一つである。
第二世日朝上人が身延山から日蓮上人の遺骨を本覚寺に分移し、「東身延」と称せられるようになった。

文永11年(1247)、佐渡より鎌倉に帰された日蓮は、この夷堂にしばし滞在し、後に身延山に入り庵を結んだという。永享8年(1436)、日出上人が夷堂跡に創建したのが現在の本覚寺である。
本覚寺で最も古い建造物である江戸期建立の楼門を抜けると、目の前に500名収容可能という威厳のある大きな本堂が建っている。大正時代に建立され、七間四面の入母屋屋根に唐破風を付した堂宇は、鎌倉でも大きな部類に入る。

本堂には、本尊の釈迦如来坐像、両脇侍坐像が祀られている。木造の彫刻で、南北朝期のもので市の重要文化財に指定されている。

山門を入ってすぐ右側に建つユニークな屋根の建物は最新の夷堂で、昭和56年4月、648年ぶりに復興した堂宇である。
小町大路からもこの屋根はよく見えるので、ああ恵比寿さんだといつも思う。

本覚寺は、昔、夷堂があった跡地に建立されていた。夷堂は源頼朝が信仰していた、恵比寿神を祀った天台宗の堂であった。

新しいお堂には恵比寿神が祀られ、鎌倉江の島七福神の一つとなっている。

本堂に向かって右側に、日蓮上人の御分骨堂がある。四間四面の落ちついたお堂である。

日朝上人のときに、日蓮聖人の遺骨をここに分骨し東身延とし、わざわざ身延山にお参りしなくても済むようにしたという。




浄妙寺朱印Memo

朱印所は山門を入って左側の受付でいただく。

創建:永享8年(1436) 開基:日出上人

拝観:9:00〜16:00 拝観料:無料

駐車場:なし



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