諸國放浪紀鎌倉十三仏霊場
第4番 亀谷山 寿福寺きこくざん じゅふくじ普賢菩薩
正式名称
 
亀谷山 寿福金剛禅寺
札所本尊
普賢菩薩
本尊
 
宝冠釈迦如来
宗派
 
臨済宗建長寺派
ご真言
 
おん ばざらゆせい そわか
他の霊場
 
所在地
 
鎌倉市扇ガ谷1-17-7
0467-22-6607
最寄駅
鎌倉駅西口 徒歩約9分
本堂
道順
 
7番海蔵寺 4番寿福寺
札所7番海蔵寺からは、来た道を戻るが、横須賀線のガードをくぐらず道なりに進む。やがて右側に塀で囲まれた英勝寺が見えてくる。寿福寺はその先である。
参拝メモ

鎌倉駅西口から横須賀線に沿って12分ほど歩いた左手が寿福寺である。
銅板葺きの赤く塗られていたであろう古い惣門があり、右手に「寿福金剛禅寺」と刻まれた石標が立っている。

この地は、源頼朝の父である義朝の旧邸があった場所であるという。
寿福寺の歴史について調べてみると、
義朝は平治の乱(1159)で殺害されたが、義朝亡きあと、岡崎義実が義朝の廟堂を建立していた。
頼朝没後の正治二年(1200)、北条政子が栄西禅師を招き、この地に寿福寺を創建した。
栄西は宋から茶の種を持ち帰り、栂尾の明恵上人に作らせたのが、日本の茶の始まりといわれている。

創建当初は七堂伽藍を配し、14の塔頭がある大寺院であった。
しかし、応永年間(1394〜1427)と、応仁年間(1467〜68)に大火に遭い、後に惣門、仏殿が再建されたという。

現在は、惣門、山門、仏殿、方丈、鐘楼などを残し、風格を感ずる禅宗の寺院である。
臨済宗建長寺派に属し、鎌倉五山第3位の寺格を持つ。

参道 惣門の先は、「桂敷き」と呼ばれる石の敷かれた、両側には杉・楓・梅などの樹木が植えられた参道が山門へ真直ぐに続いている。

禅宗様の山門の先には、正面に正徳四年(1714)ころ に建立された、五間四面の瓦葺宝形造りの、本堂である仏殿が建つ。

左前にある柏槇の大木の枝が本堂の前に張り出し、本堂が半分隠れるほどである。

この柏槇の木は鎌倉十名木の一として、鎌倉市の天然記念物に指定されている。

仏殿には、釈迦如来像、仁王像、札所本尊の十一面観世音菩薩像が安置されている。

一般にはこの山門までしか入ることができない。
納経は庫裏で受付けていて、この山門の通行止めを無視して右側へ進み庫裏の窓口へ行く。
途中、鐘楼などを拝観できる。
庫裏鐘楼


寿福寺朱印Memo

納経所は山門を斜め右に行った先の庫裏に窓口がある。巡礼者は通行止めを無視してもよい。

創建:正治2年(1200) 開基:北条政子 開山:明庵栄西

駐車場 : 付近に駐車場はない。100m程鎌倉駅西口方面に行ったところにコインパーキング「ショウワパーク」がある。(3台)




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