諸國放浪紀鎌倉十三仏霊場 仏に出会う旅
第8番 功臣山 報国寺こうしんさん ほうこくじ観世音菩薩
正式名称
 
功臣山 報國建忠禅寺
札所本尊
聖観世音菩薩
本尊
 
釈迦三尊
宗派
 
臨済宗建長寺派
ご真言
 
おん あろりきゃ そわか
他の霊場
 
鎌倉三十三観音霊場 第10番
東国花の寺 鎌倉5番
所在地
 
鎌倉市浄明寺2-7-4
  0467-22-0762
最寄駅
京急バス 鎌23・24・36 浄明寺 徒歩約3分
公式サイト
報国寺〜竹の庭 鎌倉 報国寺〜
報國寺本堂
本堂前にたたずむ一人旅のおじさん
道順
 
2番浄妙寺 8番報国寺
札所2番浄妙寺からは徒歩で5分程度。
浄妙寺の参道を出て右へ、報国寺入口の信号を左に折れると参道の坂道が現れる。
参拝メモ

報国寺は竹の寺として親しまれている禅宗の寺で、臨済宗建長寺派に属している。

境内 金沢街道から滑川を渡り、緩やかな坂道を100m程行くと小さな山門がある。

功臣山と書かれた扁額が掛かる山門を入ると、石を敷き詰めた参道が更に続く。
参道は木が覆い茂り、暗さを感ずるほどだ。

その先に石段があり、のぼった突当りが本堂で、本尊の釈迦如来と札所本尊の聖観世音菩薩が祀られている。

竹林かつては本堂に上がり中庭を拝見できたのだが、今拝観できるのは竹の庭だけだ。

報国寺は建武元年(1334)足利尊氏の祖父である家時の草創と伝えられる。

寺は明治の火災や関東大震災に遭い、現在の堂宇は昭和期のものだそうだ。

本尊の釈迦如来像は鎌倉時代の代表作といわれ、鎌倉市重要文化財に指定されている。

本堂裏側に広がる孟宗竹の竹林は、京都嵯峨野程ではないが、独特の風情を持った竹林で、整備の行き届いた竹の庭を散策できるようになっている。

せっかくなので、竹の庭に入り、サラサラという竹の葉の音を聞きながら、茶処で抹茶をいただくことにした。

抹茶竹林

通路付近の竹に、相合傘などのくだらん落書き(というか硬いもので彫った)を見ると何か悲しくなる。きっと罰が当たって破局するに違いない。

やぐら 報国寺やぐら
竹林の奥にはやぐらがあり、報国寺草創にまつわる家時や足利家滅亡に関わる一族(足利特氏の子義久)の墓だという。







五輪塔 五輪塔群
本堂左手にある萱葺きの鐘楼脇には大きな五輪塔があり、その周囲には100基くらいの小さな五輪塔が囲んでいる。
苔むした五輪塔は禅寺らしい静寂な佇まいを漂わせている。

鐘楼



報国寺朱印Memo

納経所は竹の庭拝観受付の隣にある。
番号札を渡されるので、竹の庭へ入る前に朱印帳を預け、出る時に受け取るとよい。
創建:建武元年 (1334) 開基:足利家時 開山:天岸慧広(てんがんえこう)

拝観:9:00〜16:00 境内無料、竹の庭 200円

駐車場:山門前と参道左側にある。
  山門前はタクシーがいる時が多い。


Map


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