諸國放浪紀鎌倉十三仏霊場
第13番 普明山 成就院ふみょうざん じょうじゅいん虚空蔵菩薩
正式名称
 
普明山 法立寺 成就院
札所本尊
虚空蔵菩薩
本尊
 
不動明王
宗派
 
真言宗大覚寺派
ご真言
 
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや
   おん ありきゃ まりぼり そわか
他の霊場
 
鎌倉三十三観音霊場 第21番
新四国東国八十八ヶ所霊場 第83番
所在地
 
鎌倉市極楽寺1-1-5
0467-22-3401
最寄駅
江ノ電 極楽寺駅 徒歩約4分
公式サイト
虚空蔵堂
道順
 
12番極楽寺 13番成就院
札所12番極楽寺からは、極楽寺坂切通しに向かい、成就院への参道に入る。
約230m、4分程の距離だ。
参拝メモ

鎌倉十三仏霊場の結願寺は虚空蔵菩薩を本尊とする「明鏡山圓満院星井寺」であるが、現在は成就院が所有する境外仏堂「虚空蔵堂」になっている。
場所は成就院の山門を出て、海が見える右の石段を下り、極楽寺切通しを少し行くと左側に虚空蔵堂の石段が見えてくる。(写真上)石段の下には鎌倉十井の一「星月夜の井」がある。
星月夜の井は星月の井・星の井とも呼ばれている。
成就院石段星月夜の井
星井寺は奈良時代、行基が井戸の中に虚空蔵菩薩の姿を見て像を彫り祀ったのが起源と伝わる。
本尊の虚空蔵菩薩は、源頼朝の命により秘仏とされていたが、現在では、1・5・9月の13日に開扉され拝観することができる。

あじさい虚空蔵菩薩の御朱印は成就院でいただく。
成就院への石段は極楽寺切通しの極楽寺側と長谷側にあり、石段の両側はあじさいが植え込まれ、開花時期には大勢の見物客が訪れる。

鎌倉であじさいといえば明月院が有名だが、成就院も旅行雑誌に紹介されるようになって見物客が増えた。
今では長谷寺のあじさい園と両方を見に来る人が多い。


山門 石段をのぼり切ると、山門である。

成就院は真言宗の寺である。昔、弘法大師空海が成就院の裏山で護摩供養をされたといわれている。

承久3年(1221)、三代執権の北条泰時は、この地が霊地であることを知り、堂宇を設け、開山を弘法大師とし、成就院を創建した。

元弘3年(1333)、新田義貞の極楽寺坂切通しでの戦いで堂宇は焼失してしまった。
成就院は西ケ谷に移されたが、その後の元禄年間(1688〜1703)に、祐尊がこの地に堂宇を再興し、現在に至っている。

成就院本堂普明山」の扁額の掲げられた山門を入ると、よく手入れされた庭木の先に本堂があり、石畳が続いている。

瓦を葺替えたとのことで、屋根が新しく見える。
本堂には、本尊の不動明王像、大日如来像、聖観音像が祀られている。

山の中腹にあるため、境内はあまり広くはないが、樹木が多く茂り、なかでも、樹齢150年といわれる大きなそてつが目立つ。
そのなかに、弘法大師の立像や不動尊像、十三重の石塔や 夢殿をかたどった聖徳太子を祀る石造物が置かれている。
不動明王十三重塔聖徳太子

成就院は鎌倉三十三観音霊場 第21番・新四国東国八十八ヶ所 第83番の札所であり、専用の納経帳以外で十三仏の御朱印を戴く場合は申出ることをお忘れなく。
鎌倉十三仏の御朱印には成就院ではなく「星井寺」と書かれます。


海蔵寺朱印Memo

納経は山門を入った左側にある寺務所で受付けてくれる。窓口が不在のときはチャイムを押す。

創建 : 承久3年(1221) 開基 : 北条泰時

拝観 : 8:00〜16:30 拝観料無料

駐車場 : なし 付近に駐車場はなく、江ノ電長谷駅・稲村ガ崎駅周辺にコインパーキングあり。


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