諸國放浪紀鎌倉三十三観音霊場
第5番 満光山 来迎寺まんこうざん らいこうじ
名称
 
満光山 来迎寺
宗派
時宗藤沢清浄光寺末
札所本尊
 
如意輪観世音菩薩
本尊
 
阿弥陀如来
御真言
 
おん はんどま しんだまに じんばら うん
ご詠歌
 
後の世を かけては頼む 観世音
  救い給える 網は漏らさじ
他の霊場
 
鎌倉二十四地蔵霊場 第2番
鎌倉十三仏霊場 第10番
所在地
 
鎌倉市西御門1-11-1
0467-24-3476
駐車場
  明記はないが、石段右手に墓参者が利用する駐車スペースはある
最寄駅
京急バス 鎌20・23・24・36 岐れ道 約9分
公式サイト
来迎寺 公式ホームページ 
来迎寺
道のり
 
6番瑞泉寺 5番来迎寺3回目打止め
6番瑞泉寺からは、一旦鎌倉宮まで戻り、荏柄天神・頼朝の墓方面に向う。
清泉小学校に沿って歩くと横浜国立大付属中学校に突当る。そこを右折し道なりに進めば右手に来迎寺の入口がある。
瑞泉寺から約1.7km、徒歩30分程の距離だが、時間が有れば荏柄天神社・頼朝の墓に立寄りたい。

参拝記

狭い住宅街を山間の方へ歩いて行くと、右手に来迎寺の入口があり石段が続いている。

石段は新しく、石の表面が反射している。一つ目の石段を上ったところに「満光山・来迎寺」と刻まれた山門を兼ねた石柱があり、左手は庫裏に通じている。
更に石段を上ると左手に本堂、右手には墓地が広がっている。

石段
参道入口付近
石柱門

本堂
現本堂は平成5年に落成した新しい建物である。
以前は一段下に観音堂があったらしいが、札所本尊の如意輪観世音菩薩像は、現在、本堂の本尊阿弥陀如来坐像脇に安置されている。

この如意輪観音は木造彩色の半跏像で、鎌倉時代特有の土紋が見られ、宋や元風の装飾性豊かな仏像である。神奈川県の重要文化財に指定されている。

土紋は、粘土・漆などを練り、型抜きしたものを衣につけて、浮彫したように見せる技法である。
土紋は鎌倉地方にしかなく、数像しかない珍しい仏像である。
厄除けと安産にご利益があると看板に記載されていた。

地蔵菩薩
来迎寺には如意輪観音の他に、地蔵菩薩坐像が安置されている。
この地蔵菩薩は、木造彩色の像長96.6cmの像で、南北朝時代の宅間浄宏作といわれている。
地蔵菩薩像は、もと西御門の報恩寺にあったもので、明治維新の廃仏毀釈によって、報恩寺は廃寺となり、地蔵菩薩は来迎寺に移されたという。

安置される三仏とも十三仏霊場、地蔵菩薩霊場、観音霊場と札所本尊になっているのも珍しい。
本堂の下に建つのが庫裏で、2つの石段の中間に通路がある。本堂の拝観や納経はこの庫裏で受付けている。


3回目の観音巡礼は来迎寺で打ち止め。
岐れ路バス停から鎌倉駅へ戻る。




Memo
  瑞泉寺朱印 坂東三十三朱印   創建 永仁元年(1327) 
  開山 一向上人
  拝観 9:00〜16:00 要予約
    感染症拡大防止のため、当面拝観中止有り
  納経所 庫裏の玄関
    御朱印受付 9:00〜16:00
     
鎌倉33観音
鎌倉13仏 阿弥陀如来
 

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