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6番瑞泉寺 5番来迎寺3回目打止め 6番瑞泉寺からは、一旦鎌倉宮まで戻り、荏柄天神・頼朝の墓方面に向う。 清泉小学校に沿って歩くと横浜国立大付属中学校に突当る。そこを右折し道なりに進めば右手に来迎寺の入口がある。 瑞泉寺から約1.7km、徒歩30分程の距離だが、時間が有れば荏柄天神社・頼朝の墓に立寄りたい。 |
狭い住宅街を山間の方へ歩いて行くと、右手に来迎寺の入口があり石段が続いている。
石段は新しく、石の表面が反射している。一つ目の石段を上ったところに「満光山・来迎寺」と刻まれた山門を兼ねた石柱があり、左手は庫裏に通じている。
更に石段を上ると左手に本堂、右手には墓地が広がっている。
参道入口付近 石柱門本堂
現本堂は平成5年に落成した新しい建物である。
以前は一段下に観音堂があったらしいが、札所本尊の如意輪観世音菩薩像は、現在、本堂の本尊阿弥陀如来坐像脇に安置されている。
この如意輪観音は木造彩色の半跏像で、鎌倉時代特有の土紋が見られ、宋や元風の装飾性豊かな仏像である。神奈川県の重要文化財に指定されている。
土紋は、粘土・漆などを練り、型抜きしたものを衣につけて、浮彫したように見せる技法である。
土紋は鎌倉地方にしかなく、数像しかない珍しい仏像である。
厄除けと安産にご利益があると看板に記載されていた。
地蔵菩薩
来迎寺には如意輪観音の他に、地蔵菩薩坐像が安置されている。
この地蔵菩薩は、木造彩色の像長96.6cmの像で、南北朝時代の宅間浄宏作といわれている。
地蔵菩薩像は、もと西御門の報恩寺にあったもので、明治維新の廃仏毀釈によって、報恩寺は廃寺となり、地蔵菩薩は来迎寺に移されたという。
安置される三仏とも十三仏霊場、地蔵菩薩霊場、観音霊場と札所本尊になっているのも珍しい。
本堂の下に建つのが庫裏で、2つの石段の中間に通路がある。本堂の拝観や納経はこの庫裏で受付けている。
3回目の観音巡礼は来迎寺で打ち止め。
岐れ路バス停から鎌倉駅へ戻る。
創建 | 永仁元年(1327) | ||||
開山 | 一向上人 | ||||
拝観 | 9:00〜16:00 要予約 | ||||
感染症拡大防止のため、当面拝観中止有り | |||||
納経所 | 庫裏の玄関 | ||||
御朱印受付 9:00〜16:00 | |||||
鎌倉33観音 |
鎌倉13仏 阿弥陀如来 |