諸國放浪紀鎌倉三十三観音霊場
第12番 中座山 教恩寺ちゅうざさん きようおんじ
正式名称
 
中座山 大聖院 教恩寺
宗派
時宗藤沢清浄光寺末
札所本尊
 
聖観世音菩薩
本尊
 
阿弥陀如来
御真言
 
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
 
うえもなき 仏の法に あう身こそ
   世々に尊き 恵みなりけり
所在地
 
鎌倉市大町1-4-29
0467-22-4457
駐車場
  なし 大町大路の北村牛肉店前にコインパーキング有り
最寄駅
鎌倉駅 徒歩約10分
教恩寺
道のり
 
11番成就院 12番教恩寺13番別願寺
延命寺を出て大町大路を右へ、横須賀線の踏切を越え暫く歩くと左手に北村牛肉店が見えてくる。
その先の路地を左に入り、突当ったところが教恩寺。 延命寺からは約4分。

参拝記

民家に入る様な狭い路地を入った先に山門がある。
山門前で立止まって欄間を見てみると、十六羅漢が彫られている。これは一見の価値ありだ。
山門
こじんまりとした寺ではあるが、鎌倉七時宗の一ヶ寺である。

山門を入ると、いきなり樹木の枝が横たわって通路を遮っている。
正面が本堂で、左に納経所のある庫裏が建っている。

教恩寺は北条氏康を開基とし、開山は一遍と共に念仏を説いた知阿上人である。
参道もとは材木座の光明寺境内にあったが、延宝6年(1678)に現在地に移されたと伝えられる。

氏康(1515〜71)は北条早雲の孫で、後北条氏の全盛時代を築いた武将である。

本尊は、鎌倉でもっとも古い仏像の一つといわれる、鎌倉時代初期の阿弥陀三尊像である。
一般には拝観出来ないが、県重文に指定されている阿弥陀如来像は運慶様式の寄木・玉眼入り。
右に観音菩薩、左に勢至菩薩が安置され、典型的な阿弥陀如来迎像である。

教恩寺のある辺りは鎌倉時代、米を扱う店がならんだ米座のあった所。近くには魚座など座は全部で七つあり、商人を各座に集め商売をさせたとのことである。
今も名前が残っているのが「材木座」ということになる。


Memo
  教恩寺朱印  
創建
延宝6年(167)
  開基 北条氏康
  開山 知阿上人
     
  拝観 10:30〜15:00
    拝観料:無料
     
  納経所  庫裏の窓口
   
         


Map


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