第23番 大異山 高徳院だいいざん こうとくいん通称:鎌倉大仏
|
4番長谷寺 23番高徳院6番瑞泉寺 4番長谷寺からは、長谷観音の交差点まで戻り、左へ進むと右手に鎌倉大仏入口が見えてくる。 約450m、8分程の道のり。 |
鎌倉大仏はあまりにも有名だが、この寺の正式名称は「大異山高徳院清浄泉寺」という浄土宗の寺院である。
仁王門を入り広い境内に進むと大仏が現れる。高徳院の本尊である阿弥陀如来坐像は、鎌倉にある諸仏の内、意外にも唯一の国宝である。
仏身高11.312mで、面長は奈良の大仏より3mほど小さい2.35mだが、目の長さは両者1mであり、鎌倉大仏は切れ長の目をしているようだ。
背後から見るとちょっと猫背で、おじいさんが居眠りしているように見えてしまった。
歴史について調べてみると、鎌倉大仏は僧 浄光が諸国を回り、勧進つまり寄付を募り、寛元元年(1243)大仏殿を建立し木造の大仏を安置した。
その後、大風で仏殿、大仏が倒壊したため、建長4年(1252)金銅の大仏の鋳造を開始、大仏殿も建立した。
建武2年(1335)と応安2年(1369)に大風により大仏殿は倒壊し再建されたが、明応4年(1495)の大地震による津波で倒壊、流出してからは大仏殿を再建することはなく、今日に至っているという。
札所本尊の観音さまは何処にということだが、大仏の後ろに回り、大仏の囲いを出ると林の中に少々趣の変わった建物がある。
朝鮮李王朝の月宮殿であったと伝えられる建物だそうだ。
大正13年(1924)、この建物を所持していた「山一合資会社(後の山一證券)」の社長 杉野喜精氏によって、私宅から移築・寄贈したという「観月堂」で、この中に札所本尊の聖観世音菩薩像が安置されている。
創建 | 不詳 | ||||
開基 | 不詳 | ||||
開山 | 不詳 | ||||
拝観 | 8:00〜17:30 (4〜9月) | ||||
8:00〜17:00(10〜3月) | |||||
拝観料:300 | |||||
御朱印 | 朱印所 8:00〜16:30 | ||||
鎌倉33観音 |
大仏朱印 |