諸國放浪紀鎌倉三十三観音霊場
第23番 大異山 高徳院だいいざん こうとくいん通称:鎌倉大仏
正式名称
 
大異山 高徳院 清浄泉寺
宗派
浄土宗
札所本尊
 
聖観世音菩薩
本尊
 
阿弥陀如来
御真言
 
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
 
限りなき 生とし生ける ものを皆
  洩らさで恵む 慈悲のちぶさに
所在地
 
鎌倉市長谷4-2-28
0467-22-0703
最寄駅
江ノ電 長谷駅 徒歩約8分 fbv
公式サイト
 
観月堂
道のり
 
4番長谷寺 23番高徳院6番瑞泉寺
4番長谷寺からは、長谷観音の交差点まで戻り、左へ進むと右手に鎌倉大仏入口が見えてくる。
約450m、8分程の道のり。

参拝記

鎌倉大仏はあまりにも有名だが、この寺の正式名称は「大異山高徳院清浄泉寺」という浄土宗の寺院である。

仁王門を入り広い境内に進むと大仏が現れる。高徳院の本尊である阿弥陀如来坐像は、鎌倉にある諸仏の内、意外にも唯一の国宝である。

大仏仏身高11.312mで、面長は奈良の大仏より3mほど小さい2.35mだが、目の長さは両者1mであり、鎌倉大仏は切れ長の目をしているようだ。
背後から見るとちょっと猫背で、おじいさんが居眠りしているように見えてしまった。

歴史について調べてみると、鎌倉大仏は僧 浄光が諸国を回り、勧進つまり寄付を募り、寛元元年(1243)大仏殿を建立し木造の大仏を安置した。

その後、大風で仏殿、大仏が倒壊したため、建長4年(1252)金銅の大仏の鋳造を開始、大仏殿も建立した。

建武2年(1335)と応安2年(1369)に大風により大仏殿は倒壊し再建されたが、明応4年(1495)の大地震による津波で倒壊、流出してからは大仏殿を再建することはなく、今日に至っているという。

観月堂 札所本尊の観音さまは何処にということだが、大仏の後ろに回り、大仏の囲いを出ると林の中に少々趣の変わった建物がある。

朝鮮李王朝の月宮殿であったと伝えられる建物だそうだ。
大正13年(1924)、この建物を所持していた「山一合資会社(後の山一證券)」の社長 杉野喜精氏によって、私宅から移築・寄贈したという「観月堂」で、この中に札所本尊の聖観世音菩薩像が安置されている。


    Memo
  高徳院朱印 大仏朱印   創建 不詳
開基 不詳
開山 不詳
拝観 8:00〜17:30 (4〜9月)
  8:00〜17:00(10〜3月)
  拝観料:300
   
御朱印 朱印所 8:00〜16:30
   
鎌倉33観音
大仏朱印
     


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