第29番 蓬莱山 龍峰院ほうらいさん りゅうほういん
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28番建長寺 29番龍峰院30番明月院 建長寺山内、方丈の左手斜面に建つ。 |
龍峰院も建長寺の塔頭で、建長寺方丈左側の小高い位置に建ち並ぶ中の一院である。
建長寺第十五世約翁徳倹(やくおうとくけん)の塔所で、元は八代執権北条時宗が創建した持仏堂だったという話もある。
約翁徳倹(仏燈大光国師)は蘭渓道隆の下で禅を学び、宋での修行の後、帰国し建長寺境内に龍峰院を建立したといわれている。
京都南禅寺,建仁寺の住持を務め、国師号を持つ禅宗の高僧である。
妙高院と同様、一般の拝観はできず、巡礼者は門の脇戸から入る。
正面の本堂に向けて敷石が続き、境内は手入れの行届いた庭木が目を楽しませてくれる。
防犯カメラやセンサーなどセキュリティ設備がしっかり設置されているので、あまりうろつくのは不味いかも知れない。
龍峰院はハードルが高く、読経か納経をしないとご朱印がいただけないと言われているが、観音巡礼では読経・納経は通常の行為なので、スタンプラリー的なご朱印収集者でない限り、特に改まってどうこうはない。
創建 |
徳治二年(1307) | |||
開山 | 約翁徳倹 | |||
拝観 | 拝観時間は建長寺に準ずる。 | |||
納経所 | 本堂右隣にある庫裏の玄関 (チャイムを鳴らす) | |||