第33番 円覚寺 仏日庵えんがくじ ぶつにちあん
|
32番東慶寺 33番佛日庵結願 32番東慶寺からは、鎌倉街道を左へ150m程行き、円覚寺駐車場先を右に曲がり、踏切を渡って左へ行くと円覚寺総門にでる。 そこまでが、約260mで約5分で着く。更に佛日庵までは400m、約7分程だ。 |
結願寺は円覚寺佛日庵である。
総門を入り、拝観料を納めた先は二手に分かれている。左の道は一気に佛日庵へ行けるが、今日は右の山門〜仏殿を通って円覚寺本尊を参拝した後、佛日庵へ向かうことにした。
仏殿脇の道を左に正伝庵を眺め山間に向かって歩いていくと、次第に勾配が急になり塀に囲まれた佛日庵に着く。
仏日庵は、北条時宗の廟所として建立され、室町中期に円覚寺の塔頭となった。
開基廟には、時宗、貞時、高時の像が祀られている。また、北条家歴代の位牌も祀られている。
佛日庵の山門は通行できない。隣の木戸から入る。
入口右の受付で拝観料を払い境内に入ると、狭い境内の中央に、文化8年(1811)に改築した茅葺の廟所が建っている。
三間四面の寄棟造りであるが、茅葺の屋根がとても大きい。
真新しい石段をのぽると薄暗い堂内がみえる。正面の高いところに、時宗公の坐像が祀られている。
時宗公が現在の廟所があるところに庵を結び、禅の修行をしていたときに信仰していた十一面観音坐像が安置されている。この観音像が札所本尊である。
尾崎行雄が寄進したという、臥竜梅が咲き始めていた。
廟所左手の建物は2007年に落成した新本堂である。
参拝を済ませ受付に戻り、預けておいた納経帳を受取る。
南無十一面観世音と書入れられた脇に、結願の印が押されてあった。
少し期間が掛かってしまった鎌倉三十三観音霊場の巡礼を無事完了することができた。
円覚寺塔頭 | |||||
創建 | 室町時代中期 | ||||
拝観 | 9:00〜16:00 | ||||
拝観料:100円 | |||||
+ 円覚寺入山料;500円 | |||||
納経所 | 佛日庵受付 | ||||
鎌倉33観音 |
北条時宗公
|