|
23番浄心寺24番観音寺 札所23番浄心寺からは、来た道を飯能駅前交差点まで戻り、左折して道なりに進む。 市立図書館の先が観音寺。 約20分程の距離だ。 徒歩ルートと同じ道を辿ればよい。 |
本堂内の百観音。福聚殿の諸仏。飯能河原の眺望。 |
飯能河原を左手に市立図書館の交差点へ来ると、そこが観音寺の参道入口である。
この交差点は変則で、観音寺の手前を名栗川に沿って2本の道路が走っている。観音寺に沿った交通量の多い道路が県道70号、その一段低い所を行く狭い道路がある。
この狭い方の道から県道を横切って、石段が観音寺へと続いている。どうやら、観音寺本来の参道はこちらの道だったらしい。
そう見ると、石段を上がった先に本堂が建ち、境内は左右に細長く広がっている。左手には福聚殿が、右手には庫裏が建っていて、伽藍の配置が納得できる。
駐車場から来ると、庫裏側からのアプローチとなる。
観音寺の創建は古く、弘法大師が如意輪観音を刻んで草堂に安置したのが始まりとされている。
現在の本尊の中に、胎内仏としてこの観音像が納まっているそうだ。
江戸時代には、徳川家康公から朱印地三石五斗が与えられたという。
本堂
現在の本堂は、明治16年(1883)に再建された建物で、それ以前にあった本堂は、慶応4年(1868)に勃発した飯能戦争の際、焼失してしまったそうだ。
本尊の如意輪観世音菩薩の他に、その両脇には、坂東・西国・秩父の札所本尊百観音の写しが安置されている。
これらを拝することで、百観音を巡礼したのと同じ功徳が得られるという。
…では、本物の百観音を巡った人の功徳は、もっと大きくても......。
福聚殿
本堂の左手に建つ間口三間、寄棟造、瓦葺のお堂は、明治42年(1909)に建立された建物で、不動明王、文殊菩薩、毘沙門天、大歓喜天、茶枳尼天、弁財天、大黒天、布袋尊や、武蔵野七福神の一つである寿老人が奉安されている。
三月に参拝したら雛人形が飾られていた。
四国八十八ヶ所お砂踏場
福聚殿の手前に傘を被っていない弘法大師像が立っている。その周囲は四国八十八ヶ所のお砂踏み場になっていて、「南無大師遍照金剛」と唱えながら時計回りに廻るのだそうだ。
弘法大師像 雛人形 古い石仏鐘楼堂の象?
参道の左手にある鐘楼(多分)には鐘はなく、白い象が置かれている。
戦時中に鉄材供出のため梵鐘が無くなってしまったらしい。それで、代わりに象を置いたそうだ。
白い象はお釈迦様のお使いといわれので、これも有りなのかな.....と。
4回目の巡礼は観音寺で打ち止め。飯能駅まで徒歩で戻り、特急レッドアローなら池袋まで約40分。一眠りすれば着いてしまう。(全席指定)
主要行事
8月10日 如意輪観音縁日、 8月15日 施餓鬼法要
10月28日 不動尊縁日