諸國放浪紀武蔵野三十三観音霊場
第27番 栗原山 勝音寺りつげんざん しょうおんじ
名称
栗原山 勝音寺
本尊
 
千手観世音菩薩
宗派
 
臨済宗建長寺派
ご詠歌
 
しし岩を 渡る即ち 栗林
  法の教えを きくぞうれしき
御真言
 
おん ばさらだるま きりく
他の霊場
 
高麗坂東三十三観音 第30番
所在地
 
埼玉県日高市栗坪184
042-985-4589
最寄駅
 
西武池袋線 高麗駅 徒歩32分
国際興業バス 栗坪 徒歩7分
札所26番聖天院から徒歩12分
本堂
道のり
 
26番聖天院27番勝音寺

札所26番聖天院からは、前の道を巾着田方面に進み、左へ分岐する細い路を行くと三叉路があるので、そこを左折、坂を下り高岡橋で高麗川を渡ると左手に高麗聖書教会が見えてくる。その奥が勝音寺。

徒歩ルートと同じ道を辿ればよい。
すれ違うことは殆ど無いと思うが、道が狭いので普通車は要注意。
見どころ
 
日高市指定文化財の千手観音坐像、近くの巾着田。
参拝メモ

26番聖天院から再び高麗川を渡るので、高岡橋を目標とする。他に目印も無いので地図だけが頼りだ。
門橋を渡って左側に注意していると、栗原山勝音寺と彫られた門柱が見えてくる。
境内は思ったより広い。
新しさを感じる本堂,客殿,庫裏と鐘楼だけが建つシンプルな感じのお寺である。

歴史的な話し
堂宇のイメージからは想像できないが、調べてみると、創建は古く応永3年(1396)。
臨済宗建長寺派総本山 建長寺の七十二世仏印大光禅師によって創建されたという。
悲運な寺で、創建以来再三火災に見舞われている。
江戸時代初めに火災に遭い、第四世隣藝和尚により再興されたものの、天保8年(1837)本堂を焼失。
暫く仮本堂が続いたが、平成13年(2001)現在の本堂が再建された。

本尊千手観音
拝観したことはないが、耐火厨子に納められているという本尊の千手観世音菩薩坐像及び両脇侍立像は、度重なる火災を逃れてきた尊像で、日高市の文化財に指定されている。
像高は千手観音が52cm、脇侍の不動明王が39cm、毘沙門天41.5cm。千手観音に脇侍が不動明王,毘沙門天という組合せは珍しい。

鐘楼
本堂を除けば(庫裏・客殿を含めず)、あとは鐘楼しかない。
どっしりとした屋根の割には柱が細い気がする。格子天井を張るなどしっかりと造られている。
鐘楼


勝音寺朱印

5回目の打ち止めは勝音寺。
勝音寺を出て左へ行くと国際興業バスの栗坪バス停がある。
栗坪からはJR高麗川駅,西武線高麗駅・飯能駅行のバスがあるので、発車時刻で行き先を決めても良い。

栗坪バス停から西へ向うと、曼珠沙華で有名な巾着田がある。
曼珠沙華が咲く時期は大勢の観光客で賑わうが、開花時期の巡拝なら、是非立寄ってみたい。


Map


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