諸國放浪紀武蔵野三十三観音霊場
第31番 補陀山 法光寺ほださん ほうこうじ
名称
補陀山 法光寺
札所本尊
 
十一面観世音菩薩
本尊
 
地蔵菩薩
宗派
 
曹洞宗
ご詠歌
 
吾野なる 補陀落山の 岩殿に
   登る山路も かたき心で
御真言
 
おん まかきゃろにきゃ そわか
他の霊場
 
関東百八地蔵尊霊場 第11番
所在地
 
埼玉県飯能市坂石町分333-1
042-978-0038
最寄駅
 
公式サイト
 
道のり
 
30番福徳寺・興徳寺31番法光寺

札所30番福徳寺・納経所興徳寺からは、東吾野駅へ戻り、西武秩父行に乗車し、次の吾野駅で下車。

納経所興徳寺から再び国道299号を秩父方面へ走り、西武線のガードを2つくぐったら、道路標識に従い吾野駅方面へ左分岐する。駅の先に法光寺がある。
見どころ
 
奥の院岩殿観音窟
参拝メモ

法光寺は吾野駅から近いので、電車で来ても楽だ。

歴史的な話し
詳しい縁起は調べてないが、吾野要害山城主岡部新左衛門入道妙高が、真言宗の寺院を創建したのが始まりと伝えられている。
長い間無住だった為、関三刹の一寺である越生の龍穏寺十二世日峰伊鯨大和尚が中興開山し、この時曹洞宗に改宗したとある。

観音堂 (写真上)
駅から坂を下っていくと、簡素な山門が建っており、両脇に石造の仁王像が立っている。

山門を抜けた左側に建つ二階建ての建物が観音堂である。
どことなく納屋のような建物ではあるが、花頭窓が禅宗の寺院であると表現しているように思える。

入口手前に曹洞宗 法光禅寺・武蔵野観音霊場 第三十一番札所と彫られた石柱が立っているので分かり易い。

1階が札所本尊の十一面観世音菩薩立像を祀る仏殿で、2階は客殿になっている。

観音堂は葬儀の時の斎場として多目的に用いられる事があり、その時は祭壇が設けられ、観音さまを拝観する事ができない。



本堂
山門から見て正面に建っているのが本堂である。
現在の本堂は、火災によって消失後の元禄13年(1700)に再建された建物である。
間口11間,奥行7間の入母屋造、瓦葺で一間の流向拝を付している。

本堂に安置されている法光寺本尊の延命地蔵菩薩像は、衣の裾を台座下に長く垂らした法衣垂下像の形式をとっている。
南北朝時代の作として県重文に指定されている。

境内諸仏
観音堂と対面して、子供を抱いた石造の慈母観音が立っている。比較的大きな石造である。
山門前には六地蔵が


岩殿観音窟
法光寺の裏山を15分ほど登ったところに、見どころの一つである岩殿観音窟と呼ばれる奥之院の鍾乳洞がある。
朱塗りの扉があり、中には十一面観音が祀られている。
当初は行基菩薩が東国巡錫の折、この洞窟で一夜を過ごし、霊木を刻んだ十一面観音が祀られてあったと伝えられているが、現在は香取秀真氏が鋳造した十一面観音が納められている。
法光寺のホームページに道順などが掲載されているが、住職に伺ってから参拝した方が無難かも知れない。


法光寺朱印

6回目の巡礼は法光寺で打ち止め。吾野駅から飯能乗換えで池袋へ戻る。
土休日なら池袋直通の快速急行もあるので、事前に時刻表を確認しよう。

長かった武蔵野観音巡りも、残すところ2ヶ寺。
次回は奥武蔵の山を歩く山岳巡礼にとなり、33番札所の八王寺で結願となる。

5月第二日曜日 観音祭大般若会  8月10日 大施食会


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