信州の善光寺と元善光寺・甲斐善光寺を三善光寺として、7年に一度の御開帳に、これらの寺院を巡るツアーなどが催されています。
誰が決めたかは定かではありませんが、この3ヶ寺を三善光寺と呼んでいるようです。
今回は、この三善光寺を紹介いたします。
平成21年に行われた善光寺前立本尊御開帳では、三善光寺に善光寺東海別院・関善光寺・岐阜善光寺を加えた六善光寺同時開帳が開催されました。
甲斐善光寺 |
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JR身延線善光寺駅から善光寺通りに出て、真直ぐ進むと大きな山門に着きます。 山門は、和様と唐様を折衷した五間三戸の重層楼門で、桁行約17m、梁間約7m、棟高約15mの大門です。 伽藍焼失後の寛政8年(1796)に再建され、現在は国重文に指定されています。 山門から松並木に囲まれた石畳が、金堂へと真直ぐに延びています。 金堂は、善光寺形式の撞木造で、桁行約38m、梁間約23m、棟高約27mと、東日本最大級の木造建築物だそうです。 山門同様、国重文に指定されています。 |
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金堂の中を覗くと、「善光寺」の扁額が掲げられていました。 拝観料を払って内陣に入ると、天井には二匹の龍が描かれており、鳴き龍の天井になっています。 また、金堂の下は戒壇廻りができるようになっています。 他に内陣の参拝者がいなかったので、真っ暗闇の戒壇はちょっと勇気がいりました。 |
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金堂の前に建つ香炉堂には、千社札が所狭しと貼られていて、何とも汚い感じでした。 面白かったのは、線香が自販機で売られていることでした。 よく見かけるのは、線香が箱やケースに収められていて、傍に小さな賽銭箱があり、そこへ料金を入れるタイプです。 ただ、電動式ではなく、お金を入れてダイヤルを回す方式です。 香炉には武田菱()の紋が付けられています。 |
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松の木が多く植えられた境内には、地蔵堂(左)、薬師堂などの堂宇が建っています。 甲斐善光寺の寺紋は丸に立葵の本田葵。信州善光寺は立葵なので、似ているが葵のイメージが少々違います。 しかし、金堂の破風には武田菱が付けられています。 |
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甲斐善光寺ご朱印 |
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善光寺に便利なホテル・旅館 |
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甲府駅周辺・積翠寺温泉
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石和温泉 |
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天然温泉 甲斐路の湯 ドーミーイン甲府 |
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善光寺周辺には宿は無く、甲府駅周辺が比較的近く、湯村温泉・積翠寺温泉が続いて候補にあげられます。 |
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車利用 |
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中央自動車道 一宮御坂I.C(長野県方面からは甲府昭和I.C)から約20分 |
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電車・バス利用 |
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ご当地関連商品 |
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