諸國放浪紀
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紫陽花
 
         
 
紫陽花(アジサイ)は梅雨の季節によく咲いているのを見かけます。しっとりとした小糠雨に似合うのでしょうね。
原産国は日本でガクアジサイと云われる品種。一般によく見られる球状の花を咲かせるアジサイは、セイヨウアジサイと言い、ガクアジサイを品種改良したアジアイです。

綺麗なアジサイですが、毒性があり、家畜や人が摂食すると、過呼吸、麻痺など中毒を起こすと言われています。

東京近郊のアジサイの名所としては鎌倉の明月院・成就院、千葉県の本土寺が有名ですね。
ここでは鎌倉全般・高幡不動・豊島園・文京区の白山神社・東京サマーランド・熊谷市の能護寺・川崎市の妙楽寺,浄慶寺・太田市のさざえ堂について紹介します。
 
   
川崎 妙楽寺   神奈川県川崎市多摩区長尾3-9-3
 
川崎市にある通称「あじさい寺」2ヶ寺を巡りました。
最初に訪れたのは、川崎市多摩区の「妙楽寺」。

長尾丘陵と呼ばれる高台にありますが、周囲は新興住宅街で、緑が茂る妙楽寺とは対照的です。

妙楽寺は天台宗の寺院で、普段は人けの少ない寺院ですが、紫陽花の時期には大勢の見物客で賑わいます。

妙楽寺には20種、約1,000株の紫陽花が植栽され、特に境内の左手にある山の斜面を埋め尽くす紫陽花は見事です。

付近にはツツジの寺として有名な等覚院があり、妙楽寺から徒歩12〜13分です。
 
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   参道入口右側に「天台宗 妙楽寺」と深刻された石柱が立っています。
石塀の上から紫陽花が顔を出し、「あじさい寺」と呼ばれる所以がわかります。
先代の住職が50〜60年前から植え始めたという1000本の紫陽花が見頃を迎え、境内いっぱいに花で埋め尽くしています。

参道の両側には、見事な花を付けた紫陽花が見られますが、入って左手の山へ上がって見る事にしました。

この山を一回りする路があり、紫陽花の中を縫うように歩いて回るのはお奨めです。
これだけの紫陽花に囲まれるのも良いものですよ。

 
石標
 
 
塀の紫陽花
  西側の山  
  山を降りて、薬師堂・閻魔堂や鐘楼付近を見て回りました。お寺の建物には紫陽花が良く似合いますね。
ガクアジサイ
  紫陽花3  
 
紫陽花4
 
薬師堂脇
 
 
鐘楼脇
  山門脇  
  本堂 妙楽寺は「長尾山薬王院妙楽寺」といい天台宗の寺院で、本尊に阿弥陀如来を祀っています。

まだ新しい感じの薬師堂には、川崎市の重要歴史記念物である薬師如来三尊が安置されています。

木造薬師如来坐像は永正6年(1509)の作で、膝の上で定印結び、その上に薬壷を乗せるという珍しい印相をした薬師如来だそうです。
脇侍の日光菩薩像は天文16年(1547)の作であると看板に記載されています。

 
  水琴窟 本堂右手の庫裏前に水琴窟があり、柄杓で水を落とすと良い音がします。

庫裏前にも見事な紫陽花が咲いています。

本堂左手の斜面は一面に紫陽花が植栽されていて、見物客が切り株で作った腰掛に座って鑑賞していました。
 
 
西側斜面
 
 
西側斜面アップ
 
 
本堂前
 

長尾山 薬王院 妙楽寺
  宗派 : 天台宗
  本尊 : 阿弥陀如来
  所在地 : 神奈川県川崎市多摩区長尾3-9-3
   044-922-3653
  拝観料 : 無料
  駐車場 : 約20台 無料
 
   
川崎 浄慶寺   神奈川県川崎市麻生区上麻生386
 
次に訪れたのは、柿生のあじさい寺と呼ばれる浄慶寺です。
妙楽寺のある宿河原から王禅寺を抜けて小田急線の柿生を目指します。 

駐車場の先に山門となる麻生山・浄慶寺と記された石柱が一対立っています。

参道の突当りが本堂ですが、ここまでの間は「あじさい寺」と呼ぶには意外と紫陽花が少ないです。
浄慶寺は山の斜面に建っているので、境内の殆どが傾斜地で、紫陽花は本堂右手の山中に植栽されています。

浄慶寺全域で約3,000株ですから、先ほどの妙楽寺より3倍もあることになります。
紫陽花が咲く山はハイキングコースのようになっていて、ぐるっと一周できます。
 
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山門
  浄慶寺駐車場の看板が目に入ったので、道標に従い入った路地が狭い。
絶対にすれ違いは無理な道は参道でもあるので歩行者が通るが、道が狭いので道路脇に身を潜めて車をやり過ごしてくれる。
深々と頭を下げつつ坂道を走らせると、左手にやっと10台ほどの駐車場がありました。

門の先に鳥居が見えるが、これは境内に建つ「秋葉神社」の鳥居でした。
 
  更に奥へと進むと、参道の両側にさまざまな形をした羅漢像が置かれています。

表情の不気味さに家族連れで来た女児が泣き出して母親にかじり付いていました。

羅漢像、確かに顔は不気味だが、将棋や腕相撲をしていたり、パソコンを操作しているもの、携帯電話で話しているなど、寺院に安置される羅漢像としてはいささかユーモラス過ぎる感じです。

紫陽花の中の羅漢像

紫陽花の木に隠れている羅漢もいます。
 
羅漢像
羅漢像2
 
 
本堂前紫陽花
  本堂手前の石仏の後ろはもう山です。
ここからも山の斜面にたくさんの紫陽花を見る事ができます。

本堂を参拝し、右手にある散策路から山の中へ足を踏み入れます。
道は二つに分かれており、左回りに回ってみました。

雨さえ降らなければ、楽に回れる山道です。雨の時は下りが要注意です。滑りそうな箇所が幾つかあります。

道はどんどん続いていますが、寺域を出る事はないです。

暫く登ると、本堂の屋根が見えました。更にその奥には柿生の街並みが見えてきます。
まだまだ紫陽花は続いています。
 
 
山の紫陽花1
 
山の紫陽花2
 
 
山の紫陽花3
  山の紫陽花4  
 
本堂
  散策路は下りに変わり、階段状に整備された箇所を下っていきます。
白,青が殆どの紫陽花ですが、森の中を観て回るのは気持ちの良いものです。
道は途中で2方向に分かれ、右は本堂脇へ、左は秋葉神社へと続いています。


麻生山 寿光院 浄慶寺
宗派 : 浄土宗
本尊 : 阿弥陀如来
所在地 : 神奈川県川崎市麻生区上麻生386
  044-988-1223
拝観料 : 無料  駐車場 : 約10台 無料
 
  紫陽花変種本堂前に鉢植えされた紫陽花。
珍しい形の花を付けていました。

下の写真は、秋葉神社と駐車場に置かれている石燈籠と紫陽花。
 
 
秋葉神社
  駐車場の紫陽花  
         
     
   
太田 さざえ堂 (曹源寺)   群馬県太田市東今泉町165
 

太田吉沢ゆりの里を訪れた帰りに寄ったのがさざえ堂曹源寺です。
大田といえば子育て呑龍の大光寺が有名ですが、あそこは観るところが無いのでパス。
太田吉沢ゆりの里の近くに日本三堂で有名なさざえ堂があります。

群馬のあじさい寺とも言われている曹源寺(泰寧寺もありますが)では、 さざえ堂を中心に約100株ほどの紫陽花が満開を迎えていました。

北関東自動車道の太田桐生インターから5分ほどで、東北自動車道とのジャンクションが開通した事で、東京方面からのアクセスがより便利になりました。

 
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さざえ堂角
 
曹源寺の正面左側の角に当たる部分には、曹源寺の石標とさざえ堂の看板が立っています。

その周囲は紫陽花で埋め尽くされていました。

太田吉沢ゆりの里からナビ通りに来たら、ちょうどさざえ堂の裏手で、極めて狭い道で、しかも石の垣根に挟まれたクランクがあり、何度も切り返してやっとこの角にたどり着きました。

周囲を見たら何て言う事はない、正面側は幅員も広いではないか、ナビめ!

山門を入ると石畳が真直ぐに続き、その先にさざえ堂がたっています。
 
 
山門
 
さざえ堂
 
  山門から敷かれている石畳には百観音霊場の札所名が刻まれており、百観音お砂踏み参道になっていました。
(※百観音:坂東三十三、西国三十三、秩父三十四の各観音霊場)

先ずはさざえ堂を外から参拝し、さざえ堂に沿って左側から周回してみました。

左手の看板に「秋の七草 おみなえしの寺 さざえ堂」と書いてあります。ふ〜ん、ここはおみなえしも咲くんだ。などと語り合い、奥へと進んでいきます。

真裏の部分は、道の両側から紫陽花が覆うように植えられており、花を掻き分けながら進む場所もあります。
 
さざえ堂左の紫陽花
 
 
裏側
  右側  
 
さざえ堂脇
 
一回りして再び正面に戻ると、さすがにあじさい寺と呼ばれるだけの事はあるは。…と納得させられました。

また、正面右側の竹林の周囲と、鐘楼付近にも紫陽花が咲いていました。

紫陽花は百体観音に因んで百株が植栽されているとのことですが、百以上はあるような気がします。世の中900でも1000と上乗せして謳っているところが多いけど、ここは逆じゃないかなと思うほどです。
 
 
竹林
  鐘楼  
  さざえ堂の中に入ってみる事にしました。
さざえ堂は、関東以北において、江戸時代後期に造られ始めた特異な建築構造の仏堂で、百観音や八十八ヶ所弘法大師霊場の札所本尊を祀ってあります。

仏教の礼法である右繞三匝(うにょうさんぞう)に基づいて、堂内を右回りに三回匝って参拝できるようになっているのだそうです。しかも同じ所を通らずです。
従って本来は、三匝堂と言うらしいが、螺旋構造がサザエに似ているところから「さざえ堂」と呼ばれるのだそうです。
三回匝るので、内部は三層構造になっていて、上り下りが独立した通路で構成されているので、かなり複雑です。

現存するさざえ堂の内、ここ曹源寺,本庄市児玉町の成身院,会津若松市の旧正宗寺さざえ堂を日本三大さざえ堂と称しています。

曹源寺さざえ堂は、一見して2階建てのように見えますが、中は螺旋状の3階建てになっています。

階段、スロープ、太鼓橋と上り下りが複雑に入り組んでいて、常に右に回りながら同じ通路を通らず1階に戻ってこれました。

1階には秩父三十四観音、2階は坂東三十三観音、3階は西国三十三観音の札所本尊が安置されている。
 
堂内
 
 
西国三十三観音
  左写真は3階正面の観音さまです。
曹源寺の本尊魚藍観世音菩薩は1階正面に祀られています。



祥寿山曹源寺
 宗派 : 曹洞宗
 本尊 : 魚藍観世音菩薩
 所在地 : 群馬県太田市東今泉町165
曹源寺朱印    0276-25-1343
 札所等 : 関東百八地蔵 第20番
 新上州33観音霊 第7番
 拝観 : 堂内 10:00〜15:00
  (12:00〜13:00 昼休み)
   拝観料 : 大人 300円
   駐車場 : 有り 無料 
 
     
 
 
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