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川原湯温泉駅から渋川方面に少し歩いた辺りに、名勝 吾妻峡遊歩道の入口があります。 | ||||
ハイキングコースと言っても、渓谷入口までは車も通る普通の道ですが、そこから渓谷の山道に入ると起伏も多く、足元も悪くなるのでスニーカー程度は用意した方が無難です。 川原湯温泉駅 可愛らしい長閑な駅です。(でした) |
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周囲の山も色づいてきてました。 | 少し行くと滝見橋です。白糸の滝が見えます。 | |||
ハイキングコースに入ると、眺望は樹木で遮られ、紅葉の中を暫く歩くことになります。
ハイキングコースは1.8kmで、渓谷の斜面に作られた細い遊歩道を約40分歩くと、折返し地点の鹿飛橋です。 橋を渡ったら、国道145号線に上がり、散策歩道を約40分歩き川原湯温泉駅に戻ります。 紅葉を楽しむだけなら、散策歩道の方が見どころも多く、歩き易いです。 |
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鹿飛橋を中間地点とした、紅葉台から若葉台間の渓谷は「八丁暗がり」と呼ばれ、渓谷中最も川幅が狭く深いところです。 川幅が2〜3mのところもあります。 吾妻峡の醍醐味を堪能できるポイントです。 このような景観も、現在建設中の八ツ場ダムが完成すると、すべて湖底に沈んでしまいます。 本当にここにダムが必要なのかは、私には解りません。 あと数年で水没するということですから、今の内にこの渓谷美をカメラに収めるなり、スケッチに残すなりしたいものです。 |
鹿飛橋から国道145号線の渓谷側にある散策歩道で川原湯温泉駅まで戻ります。 前述しましたが、紅葉を眺めるにはこちら側を歩くのがよいです。 トイレの設備もあります。 渓谷だけではなく、大蓬菜など山々の紅葉や特異な岩肌を眺めることもできます。 |
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今宵の宿は川原湯温泉です。 数年後には湖底に沈むということで、自分にとっては最後のチャンスかも知れません。 把握している宿泊施設は10軒ほどですが、今回お世話になったのは、”水車とムササビの宿”というキャッチの「山木館」です。水車・ムササビに惹かれたのではありません。 この宿の夜のイベントに「銀河鉄道」というのがあって、幻想的で夢を期待する企画だったので気になって.....。 宮沢賢治なのか、松本零士なのか…。 イベントに参加して納得しました。 |
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※ 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、営業を停止している宿泊施設があります。 |
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お部屋からの眺望もなかなかのものでした。 |
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川原湯温泉から四万へ向かいました。四万は四万温泉として有名ですが、今回訪れたのは紅葉のポイントです。 |
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四万湖
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四万への入口にある人造湖で県営中之条発電所の貯水池です。 周囲5kmほどです。 ダムの放流があったので立ち寄ってみました。 中之条発電所 最大出力:11,000kW 最大使用水量:12.1立方メートル/秒 運開:1960年2月 事業体:県企業局 |
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甌穴
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国道353号線の四万温泉手前に、甌穴という県指定天然記念物にもなっている自然の摂理によって生じた穴が四万川の川底にあります。 川底の石が流されずに同じ場所で揺れ動き、その摩擦によってえぐられた穴が約130mの間に大小8つあります。 最大で直径2m、深さ4mの穴があります。 駐車場脇から階段で川面まで降りていけます。 下の写真は夏の季節に撮影したものです。 |
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小泉の滝 四万温泉を流れる日向見川にある滝で、この辺りは楓仙峡と呼ばれています。 滝見園地のあずまやから眼下に見下ろし、紅葉の時期には木々の彩りに映え、まさに絶景です。 |
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ちょっと寄り道 | |||||||||||||||||||||||||
せっかく四万温泉に来たのだから、温泉に入らないのはもったいないですね。 |
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四万温泉の一番奥にある湖で、四万川ダムによって堰き止められてできた人造湖です。 |
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四万川ダムは1999年に完成した、比較的新しいダムです。 重力式コンクリートダムで提高89.5m、提頂長330.0mの大きさがあり、ずっしりとした重厚感を感じます。 前述のアーチ式中之条ダムの華麗な曲線とは異なった趣です。 多目的ダムで、県営の日向見発電所も併設されています。 日向見発電所 最大出力:1,000kW 最大使用水量:2.0立方メートル/秒 運開:1999年6月 |
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