近江八幡をスタートして、一路永源寺へ向かいます。
永源寺の紅葉に合わせて日程を組んだので、見頃の最盛期を迎えています。
永源寺は愛知川沿いの山の斜面に建ち、湖東三山のような広い駐車場がありません。
総門側は非常に混雑するので、予めお願いして永源寺会館に駐車させてもらいました。
対岸を迂回して裏口からのアプローチです。
通常は、国道421号から旦度橋を渡り総門へ向かいますが、国道を更に進んで、次の愛知橋(右写真)を渡って裏参道の坂道を上っていきます。
※紅葉の時期は、無許可で裏参道へ車を乗り入れられません。
裏参道から裏看門へと向かいます。裏参道の紅葉は境内ほどではありませんが、要所に鮮やかに紅葉したカエデが見られます。
裏参道を色づいたカエデや、下を流れる愛知川を眺めながら歩くと裏看門が見えてきました。
裏看門の駐車場周辺は、真紅のカエデの中に黄金モミジが混ざって、そのコントラストが綺麗です。
裏参道から入ってくると、含空台へ出ました。
そこの紅葉が素晴らしいです。
回廊を横切ると、開山堂前へ出ますが、この辺りも紅葉の鑑賞ポイントの一つです。
開山堂前から法堂へ。
写真左上は法堂へ通じる回廊、右上の写真が法堂です。「法堂」と書かれた大きな扁額が掛かっているのですぐに分かります。
法堂は、三度の焼失の後、享保13年(1728)に再建された建物です。
堂内には後水尾天皇より寄進されたという釈迦如来,迦葉尊者,阿難尊者が安置されていると説明されています。
法堂の外周を巡ってみました。
右は裏にある大きなカエデの木です。
法堂前から方丈・庫裏...と巡り、山門へ。(山門の内側)
山門の外側に出てみると、表参道は紅葉のトンネルでした。
表参道の左手は山ですが、右側は切立った崖で、下の方に愛知川の流が見えます。
バスで来たり、下の駐車場からは長い石段を上がり、総門を抜けてこの場所に来ます。
バスは近江鉄道 八日市駅から出ています。
1時間に2便(日中は1便)、土日祝は更に少なく、所要時間も約40分程なので、湖東三山も合わせて回るのならレンタカーの方が便利かも知れません。
因みに東海道新幹線なら米原駅にマツダレンタカーの営業所あり。
JR在来線なら彦根駅にニッポンレンタカーが、草津駅にはマツダレンタカー
とニッポンレンタカーの営業所があります。
再び山門を通って、すぐの所にある茶処でティーブレイクいや甘酒ブレイク。
トイレの設備もあるので、休むのにちょうどよいです。
この辺りは鑑賞ポイントでもあります。
茶処の2階から、橋が法堂の方へ架かっていて、その橋の上からの紅葉は圧巻です。
この境内の高低差が、絶妙な景色を作り出しています。
この橋を使って、法堂付近や開山堂前の庭を撮影したり、下に降りて禅堂付近を撮ったり....。
どこへ向けてシャッター切ったらよいか、素人にはなかなか手強い場所でした。
鐘楼の先で禅堂に突き当たり、参道は禅堂に沿って屈曲し、含空院へと延びています。
この辺りも美しく、立止まった歩みが動きません。
経堂、倉を通って含空院へと続く辺りの紅葉です。
含空院は歴代住職の居所で、有料で本堂とその内底を拝観できます。
抹茶・お菓子が付きますので、それをいただきながら庭を眺めるのもよいかと思います。
後で知った事ですが.....、残念ながら、老朽化による建替え工事の為、2011年で拝観が終了とのことです。
この日は湖東三山を巡るスケジュールになっていたので、含空院拝観をパスしてしまいました。今になって悔やまれます。
含空院前を後に、裏参道から帰ります。
途中、来る時は気付きませんでしたが、「茶筅塚」というのがありました。古い茶筅を供養することを目的に立てられたようです。