諸國放浪紀 紅葉を求めて
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秋の北茨城をドライブしました。 山々は紅・黄・緑のモザイクで彩られ、とても綺麗です。
 コース : 袋田の滝下滝花貫渓谷花園神社


 
袋田の滝
日本三名瀑の一つで、幅73m、高さ120mだそうです。
滝は4段に落下するところから「四度の滝」とも呼ばれています。
滝を観賞する「観瀑台」というのが設けられており、そこへは利用料300円を支払って、270m余のトンネルの中を歩いて行きます。

観瀑台から遊歩道へ
 
観瀑台に立つと、大きな滝に圧倒されます。
華厳の滝のような、高落差を一気に落ちる凄まじさとは違い、幅の広い崖をいっぱいに使って落ちる広大さがいいですね。
 
観瀑台の最前列に立つと、微粒のしぶきが吹寄せてきて、マイナスイオンをたっぷり浴びているような感じがします。
 
両サイドの紅葉が秋の滝を演出してくれます。
この日は曇天だったので、紅葉の彩がくすんでしまいました。
 
袋田の滝
展望台
 
トンネルの途中から展望台、つり橋へと抜けられる所があって、そこから眺める滝もまた格別です。  
 
来た道(トンネル)を戻らず、つり橋を渡り、川の対岸を歩いて駐車場へ戻りました。
 
この道の所々にも紅葉の観賞ポイントがあり、あっという間に着いてしまった感じです。

因みに駐車場は結構あり、有料で500円ですが、出来るだけ滝に近く、どの辺で妥協するかが、思案のしどころです。

滝に一番近い橋の手前に、Uターンする場所があり、ここでまた戻って駐車場を探す方を多く見受けます。しかし、ひるまず先に進み橋を渡ると「たきもと」という蕎麦メインのお店があります。
おばあちゃんとお母さんがやっているお店でした。

ちょうど昼時だったので、この店の駐車場を利用しました。図々しく車を奥まで乗入れて良かったです。
駐車場も結構空いていました。
 
つり橋から下流側を見ると、大きな石が重なり合いう渓谷が紅葉に覆われ、とても綺麗でした。

右写真は遊歩道から眺めた観瀑台です。
正面に見える断崖が雄大ですね。

下左の写真は遊歩道を更に下流へ進んだ辺り。滝の上部が見えてきました。

下右は下流方向の紅葉。
 
 
     
     
下滝

袋田の滝から花貫渓谷へ向かう途中、下滝に寄りました。
国道461号線沿いで、駐車場も整備されているのでわかり易い場所です。

17〜18mほどの落差で流れ落ちてきます。
いわゆる段瀑と呼ばれる形状で、その風景が楽しめる滝といえます。
 
下滝
 
滝の正面に向かって、2段になった展望台があり、それぞれの高さから滝を見物することができます。

周囲は紅葉する樹木が多く、秋に訪れるのが、ベストではないでしょうか。
 

   
 

花貫渓谷
 
国道461号線を高萩方面に向かいます。

紅葉の季節は、渓谷沿いの道路が通行止になっていて、渓谷の両端にある駐車場から景勝ポイントまで歩いて行くようになります。

ポイントまでの近さを考慮して、高萩側の花貫駐車場を利用しました。

この駐車場の奥には「乙女滝」と「不動滝」へ下りる路があります。

右写真のように駐車場のカエデも綺麗に色づいています。
 
 
乙女滝
 
不動滝
     
汐見滝

 
駐車場から渓谷沿いに歩くこと15分、花貫渓谷一番のポイント「汐見滝」に着きます。

10mもない小さな滝です。ここのメインは汐見滝つり橋でしょう。
 
 
 
 
 
名馬里ヶ淵 (なまりがふち)

 
花貫駐車場から花貫ダムに向かう途中にあります。
3台ほど駐車できるスペースはありますが、ほとんど路駐しています。

木々の彩が綺麗なので、多分、ここを見過ごすことは無いかと思います。
 
 
 
若干、ピークを過ぎた感じですが、まだまだ充分楽しめます。

海が見えるダムで有名な花貫ダムは、遠景で紅葉を観ることになるので、間近で楽しむのはここが最終地点となります。
   

花園神社

花貫渓谷を後に常磐道 高萩I.C.から北茨城I.C.まで高速道を利用し、花園渓谷に向かいました。
 
しかし、この日は袋田の滝でのんびりし過ぎた為、時間が押してきたので花園渓谷を諦め、花園神社へ参拝することにしました。
花園神社周辺でも充分紅葉は楽しめるので、それもいいかなって事に...。
 
花園神社は延暦14年(795)の創建とされている。
神仏混淆の寺社であったが、明治初年の神仏分離により寺が廃止となった。

徳川幕府の庇護を受け、慶長7年(1602)家康公の社頭領五十石の御朱印を寄進されている。

など、由緒ある神社であることが伺えます。
御祭神は
   大山祇命(おおやまつみのみこと)
   大山咋命(おおやまくいのみこと)
   大物主命(おおものぬしのみこと)
 
楼門(右)、拝殿(下左)、本殿(下右)共に朱塗りと言うよりほとんど赤、派手な感じです。

神社建築では拝殿と本殿は繋がって建てられ、本殿はご神体祀るので、参拝どころか、 瑞垣などで囲 むなど、見えないように造られているのが通常の建築ですが、花園神社は各々独立して建てられています。
 
本殿は拝殿の真裏の急な石段を上った所にあり、ここでも参拝ができます。
 


花園神社朱印
 
 
本殿に彫られている「三猿」
   
 

参考図書  
     
     
     
     
四季の彩香紅葉を求めて
 
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