ミニ白神
紅葉を求めて、白神山地(世界遺産登録地域外周)を訪れました。
ブナの原生林の中を歩いて紅葉を観賞、湖と紅葉のコラボレーションを楽しみました。

移動中には、由緒ある神社・寺院も訪れました。  寺社を巡る旅(みちのく津軽編)に掲載。
 
コース : 弘前−岩木山−ミニ白神−鯵ヶ沢泊−十二湖−五所川原−青森
※ 全行程レンタカー利用  ルートマップはこちらから MAP


弘前〜ミニ白神

     
 
 
弘前城公園の追手門前をスタート。
市街地にある最勝院の五重塔や長勝寺を拝観、津軽家の歴史に触れた後、一路岩木山の麓へ。

 
追手門
 
  県道弘前鯵ヶ沢線を15分ほど走ると、高照神社があります。
この神社も津軽家に縁があり、 弘前藩五代藩主津軽信寿の建立によるものだそうです。

ひっそりとした境内を後に、更に岩木山に近づき、求聞寺・岩木山神社を参拝しました。
高照神社
 
  求聞寺は弘前藩2代藩主津軽信枚による草創で、本尊に虚空蔵菩薩が祀られています。
境内には、聖観音を祀る小さな観音堂あり、津軽三十三観音霊場の第3番札所にもなっています。
求聞寺
 
  求聞寺の隣に鎮座している岩木山神社は、岩木山山頂に奥宮を置き、津軽國一宮としての風格を持つ神社です。
広い境内を参拝したので、休憩を兼ねて早めの昼食をとり、ミニ白神散策の腹ごしらえとしました。
岩木山神社
 
         
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ミニ白神 (鯵ヶ沢町 くろもり館)

白神山地は、青森県西南部から秋田県北西部へ広がる約130,000haの領域を言い、その中で世界遺産登録地域は、約17,000haで、ブナの原生林を主体とする山地です。
天然記念物のクマゲラやイヌワシなど極めて価値の高い自然生態系が保たれています。

世界遺産核心地域に指定されている部分への入山には「入林許可申請」を提出しなければならないなどの管理体制が敷かれています。
  「ミニ白神」は、世界遺産登録地域から北へ約20kmほど離れていますが、藩政時代の昔から田圃の水を確保するために禁伐林として地元の人々によって守られてきたそうです。

約52haの領域は、人の手が加えられておらず、世界遺産核心地域同様の森林景観を保っています。
 
 

県道弘前鯵ヶ沢線、通称鯵ヶ沢街道を岩木山神社から暫く走ると、ミニ白神への看板が出てくるので、そこを左へ入ります。

更に分岐が出てくるので、左折すると行止りが「くろもり館」です。

くろもり館

このくろもり館で入山受付を済ませ、長靴を借りて原生林の中に入ります。
天候が良ければスニーカーでもOKですが、途中、湧水でぬかっている場所もあり、長靴を借りた方が安心です。

遊歩道は、内回りと外回りの2コースがあります。
外回りでも1時間〜1時間半程度で回れので、せっかく来たのだから絶対にこちらがお奨めです。
 
ミニ白神マップ

くろもり館
  営業期間 : 4月20日〜9月30日 9:00〜16:30
10月1日〜10月31日 9:00〜15:30
受付は終了30分前まで

  入山料 : 一般・高校生 300円 小・中学生 200円
  所在地 : 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字深谷町字矢倉山1-26
0173-79-2009
   バ ス : 鯵ヶ沢駅から1日1往復の路線バスがあります。
 
 
 
 
ミニ白神入口
 
ミニ白神外周コース
 
 
 
 
外周コース2
  橋を渡って、いよいよ原生林の中へ入っていきます。

黄色や茶褐色に色づいた樹々の中を歩いて行くと、その彩の美しさに思わず声が出てしまいます。

中には常緑樹もあるので、緑も見られます。

少々勾配がきつくなり、山を登っているかと思うと、下りがあったりで、意外と起伏に富んでいます。

風が無いので、辺りは鳥の声しか聞こえません。
 
       
聴診器かなり登って来た辺りに、箱が備えてあって、中には聴診器が入っています。

この聴診器で、樹木の中の根から吸い上げられていく水の音を聞く、と言うものです。

でも、聞こえませんでした。
個人的な意見ですが....、幹の中を流れる水は、導管と言ってミクロン単位の菅を1分間に数センチの速さで滲み込む感じで流れているので、この聴診器で聞くのは無理だと思います。
音がするのは、小枝の擦れ合う音かも知れません。
 
 
熊の爪あと今度は「熊の爪あと」のところへ来ました。

確かにそれらしい痕が残っています。
これって樹皮の代謝で消えたりはしないんでしょうかねぇ。

くろもり館の方に聞いたら、やはりクマは出没するらしいです。
でも、活動時間帯は朝夕・黎明薄暮時なので、入山できる時間帯は基本的には出没しないでしょう。
ただし、天気が悪く薄暗くなっている時はこの限りではありません。
 
       
 
外周コース3
 
東屋
 
再び、起伏のある遊歩道を歩き出します。
この辺りはカエデも見られ、黄色の中に紅が混ざってます。
 
 
外回りコースを半分以上回ったところに東屋があります。
 
 
外周コース5
  外周コース6  
遊歩道がサンデッキのような木道に変わります。実は山の斜面からはみ出しています。
 
 
野鳥観察舎
  羽響の池  
 
内回りコースと合流し、暫く行くと野鳥観察舎が建っています。
くろもり館で有料ガイドをお願いしたら、解説してもらえるのかな?
  樹々の間から羽響の池が眺められます。
出口までもうすぐです。
借りた長靴は結構泥だらけになりました。出口の水場で洗ってから返却しました。
 




 
利用した宿は、ミニ白神に近い「ナクア白神ホテル&リゾート」
  ナクア白神ホテル&リゾートの宿泊プラン

その他のミニ白神・十二湖に便利な宿
鯵ヶ沢温泉水軍の宿5,300円〜24,150円
ホテルグランメール山海荘10,500円〜23,000円
深浦観光ホテル5,600円〜21,000円
アオーネ白神十二湖6,200円〜17,850円
十二湖リフレッシュ村10,000円〜
 
ナクア白神ホテル
 
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津軽国定公園 十二湖
鯵ヶ沢から国道101号通称大間越街道を十二湖まで走ります。
国道101号は、日本海沿いをJR五能線と並走する風光明媚な道路です。

本来なら、展望の良い五能線の特急列車で移動したいところですが、スケジュールの都合で、車での移動になってしまいました。
途中には、千畳敷などの景勝地や著名な不老不死温泉もあります。


王池西湖〜キョロロ
     
 
十二湖マップ十二湖は白神山地の一角で、世界遺産核心地域からは離れた場所にあり、津軽国定公園の一部です。

十二湖は33ある湖沼の総称で、1704年に発生した能代大地震によって崩山(くずれやま)が崩壊し、川を塞き止めたことで出来た湖だそうです。

大崩から見える湖が12であり、それが名前の由来という話もあるが定かではないとのこと。
 
ルートマップはこちらから 
 

 
王池西湖 (おういけにしこ)  正確には王池西湖盆
最初に訪れた湖は王池西湖。
木立越しに見る湖は、全容が把握できず、謎に包まれた感じです。
地形図で見ると、西湖と東湖は離れているように記載されていますが、航空写真では繋がって見えます。
水位によって変わるのでしょうか....。

半島のように突き出た部分に駐車場があり、西湖と東湖を見ることができます。

周辺の樹々は黄色く色づき、夏の青々と茂った時より湖面がよく見え、感じのよいものになっていました。

  王池 : 面積 53,500m2 深度 24m
王池西湖  
 
   
 
王池東湖
  王池東湖 (おういけひがしこ)  正確には王池東湖盆
王池西湖とは趣が異なるように思えますが、気のせいでしょうか。

王池は大池(だいいけ)に次いで、2番目に大きな湖です。
周遊トレールがあり、約40分ほどで回って来られます。

 
       
 
越口の池 (こしぐちのいけ) 
見事な紅葉に囲まれた越口の池。
湖の中に立ち枯れた木が多く見られるのが特徴です。

イトウの養殖場や湖畔には「十二湖ビジターセンター」があります。
    十二湖ビジターセンター   0173-77-2138
十二湖全体の模型や、十二湖付近に生息する動植物に関する資料を閲覧できます。
開館時間 9:00〜16:30 無休(冬季閉鎖12月〜4月)

  越口の池 面積 : 47,450m2  深度 : 23.3m
 
 
越口の池1
 
越口の池2
 
       
 
中の池 (なかのいけ)
湖の大きさは10位、平均より多少大きめです。
静寂な中にある湖の周囲には、ブナ,ナラの紅葉が最盛期を迎え、湖面に彩を映していました。

静かに紅葉を楽しむのには、最適な場所です。

  面積 : 13,050m2  深度 : 14.4m
 
中の池1
 
 
中の池2
 
中の池3
 
       
 
落口の池 (おちくちのいけ)
ここも比較的大きな湖で、黄色・茶褐色に染まったブナ,ナラに混じって常緑樹もあり、黄色と深緑の湖でした。
 
湖の隅の方には、黄色い落葉を水面に漂わせているところもあり、深まる秋を感じさせてくれます。

  面積 :  27,200m2  深度 : 20.3m
 
 
落口の池1
 
落口の池2
 
         
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青池散策
     
 
この道路の車で行ける一番奥が、「森の物産館 キョロロ」が建っている場所です。
キョロロ150台ほどの駐車スペースがあり、物産館の中にはトイレもあるので、散策前に立寄るとよいです。

茶碗2杯分はあろうかという”おにぎり”を買いました。

青池マップ
キョロロを拠点とし、青池〜沸壷の池と回ります。
途中、白神山地の特色であるブナの原生林の中を歩きます。
1時間15分ほどの散策でした。
 
       
 
鶏頭場の池 (けとばのいけ)
森の物産館・キョロロから鶏頭場の池を左手に見ながら、青池に向って歩きます。
右の道路は舗装されていますが、既にここは車両進入禁止の中です。

ガードレールが切れる辺りに、鶏頭場の池の畔を歩く遊歩道への入口があります。
どちらを通っても青池には行けますが、遊歩道がお奨めです。

鶏頭場の池は越口の池につづく、4番目の大きさを持つ湖で、ブナの大木が目立ちます。

湖越しに崩山を見ることができます。

  面積 : 41,150m2  深度 : 21.9m
 
鶏頭場の池1
 
         
 
鶏頭場の池2
 
鶏頭場の池3
 
       
  青池 (あおいけ)
十二湖最大の有名スポットで、十二湖を訪れる観光客の殆どが青池が目当てで訪れると言っても過言ではありません。

すり鉢のように落込んだ底にあるので、周囲が傾斜な為、木道と観覧席が設けられています。
ツアーの団体も含め大勢の人で混み合っているので、静かにじっくり眺めるのが難しいかも知れません。

青池は思ったほど青くありません。パンフで見るのとは違います。
季節や陽の差し込み方で変わるのかも知れません。

そして、この時期は落葉が浮いていて、青いであろう水面を覆ってしまってます。

  面積 : 975m2  深度 : 9m
 
青池1
 
         
 
青池2
 
青池3
 
       
 
ブナの原生林
青池から沸壷の池へは、ブナの原生林の中を通ります。
道幅が広く、整備されているので、原生林と言うイメージが余りしません。

ミニ白神の方が、より原生林というイメージが強かったからかも知れません。

途中、沸壷の池への道標があり、下っていく細い道があります。
青池の階段を上ったところから約500m程の道のりです。
  ブナの原生林  
       
  沸壷の池 (わきつぼのいけ)
細い坂道を暫く下っていくと、樹々の間から沸壷の池の青い水面が見えてきました。

更に下ると、展望デッキが設置されていて、じっくり眺められます。

青池より規模は小さいですが、率直に言って青池より綺麗です。
やはり、陽の当たり方かも知れませんが、コバルトブルーの色合いがはるかに鮮やかです。

早朝には湖面に霧が立ち込めるとのことです。

  面積 : 575m2  深度 : 3.1m
 
沸壷の池1
 
 
沸壷の池2
 
沸壷の池3
 
 
沸壷の池4
  沸壷の池5  
 
青池よりいいなぁ〜
 
周囲の山は綺麗に紅葉しています。
 
         
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日暮の池〜日本キャニオン
         
 
日暮の池 (ひぐらしのいけ)
青池からの帰路、王池から十二湖リフレッシュ村へ分岐する道を200mほど入ると、右手に日暮の池が現れます。

暫く眺めていましたが、誰も来ませんでした。静寂ですね。

  面積 : 11,050m2  深度 : 15.9m

日本キャニオン 
崩壊によって、白い凝灰岩の岩肌が露出してできた断崖。
米コロラド高原のグランドキャニオン思わせる光景から命名されたとのこと。
  〜そうなんだ。
 
日暮の池
 
 
 
 
 
日本キャニオン遠景
  日本キャニオンアップ  
         
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十二湖〜浅虫温泉
     
 
 
国道101号大間越街道を北上します。
ずっと森の中だったので、今度は海を堪能することに。

その前に、福浦港西側の山に建つ円覚寺を参拝。
十二湖駅から35分ほど走ります。

円覚寺は、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷東征のとき、拠点を深浦におき、陣中で使ったかけ仏と聖徳太子の作といわれる十一面観音を安置し、観音堂を建立したのが始まりと伝えられている。
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  円覚寺  
 
海を左手に見ながら30分ほど走ると道の駅ふかうらです。

ここでしばし休憩です。
道の駅の建屋を裏へ抜けると、海が広がっていました。

名物の生干し焼きいかを頂きました。
いや〜旨いですよ!

道の駅ふかうら
 
  道の駅ふかうらから8分ほど走ると、千畳敷です。
長い年月による侵食でできた奇岩が多く見られます。

押し寄せる波が吹き上がる潮吹岩やライオン岩、かぶと岩など...。
言われてみれば、その様に見えるのが面白い。
深浦千畳敷
 
  千畳敷から再び、国道101号を1時間15分ほど一気に走り、五所川原の「立佞武多の館」に到着です。

立佞武多は、五所川原市で8月4日から8月8日に開催される祭りに出される山車です。

五所川原の立佞武多は「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、高さが最大で20mを超える壮大な山車です。

青森のねぶたは立体的で横に広いのが特徴、弘前ねぷたは扇形をしているのに対し、立佞武多は立体的で、かつ高いのが特徴です。

展示してある立佞武多は、まずエレベータで4階まで上り、スロープのついた回廊を回りながら下へと見て回ります。

立佞武多の各層が見られる様、工夫されています。

  営業時間 9:00〜19:00 10月〜3月は〜17:00
   入場料 大人 600円

立佞武多
 
  五所川原から、途中高速道路を利用し、約1時間ほどで浅虫温泉に到着しました。

今日はたくさん見て回ったので、チェックインした時は夕陽が綺麗でした。

明日は、十和田湖を鑑賞して、八戸から新幹線で帰宅です。
浅虫温泉
 
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利用した宿は、
浅虫温泉 南部屋


 
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浅虫観光ホテル
       
 
やどや つばき

椿館

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