古来、中国では牡丹の根皮を薬として用いていました。 |
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薬王院 (新宿区下落合) 開花状況はこちらから
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新目白通りから道路1本入った、傾斜地に建つ花の寺です。 |
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西武新宿線の高田馬場から1つ目の下落合駅を降りて、駅前の道路を北へ進みます。 妙正寺川を渡ると新目白通りに出るので、右に進むと歩道橋があり、そこを北に入って行った突当りが薬王院の山門です。 石段左には瑠璃山 薬王院と刻まれた石標が立っています。 交通量の多い新目白通りですが、薬王院の山門まで来ると静寂な佇まいに包まれます。 |
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門前両脇に、数本のぼたんが植えられていて、参詣者を迎え入れてくれます。 開門時間は午前9時から午後5時までです。 開門時刻の9時に来ると、まだ参詣者も少なく、ゆっくりとぼたんを鑑賞できます。 ※ペットは門内に入れません。 |
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山門を入ると、参道両側は木々に覆われ、石畳が真直ぐに延び、本堂への石段や庫裏へと続いています。 参道に沿って植えられたぼたんには、 よしずが掛けられていました。 ここの株は大輪で、見応えがあります。 薬王院は別名東長谷寺と呼ばれています。 門前の石標にも東長谷寺と刻まれています。 牡丹の寺として有名な奈良の長谷寺から、本堂を建替えたときに100株のぼたんを分けて貰ったとのこと。 現在では40種1,000株にまで増え、牡丹寺として有名になり、奈良の長谷寺に対し、東の長谷寺…東長谷寺と呼ばれるようになった。と言うことです。 |
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庫裏から本堂への石段の脇、傾斜地には一面にぼたんが植えられていて、満開時は圧巻です。 左、及び下の写真は、すべて本堂下の部分を撮ったものです。 薬王院の一番の見どころはこの部分です。 |
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正式名称:瑠璃山 薬王院 医王寺 |
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西新井大師 (足立区西新井) 開花状況はこちらから
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関東三大師の一つ、正月には大勢の初詣客で賑わう、東京では有名なお寺です。 |
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西新井大師に向う参道は、両側に草だんごなど和菓子を売る店が並び、客引きに余念がありません。 どんどん試食をさせているので、お土産用じゃなく、自分用にはそれで満足って感じです。ごめんなさ〜い。 浅草寺の仲見世とは違い、柴又の帝釈天や同じ厄除大師で有名な、川崎大師の門前に似た雰囲気です。 ここを歩いていても、いつもの大師様って感じで、「ぼたん」の様子は窺い知りません。 |
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山門を入ると、右手の鐘楼前に第3ぼたん園がありました。 濃い桃色、白、淡い桃色などが、見事に花を咲かせていました。 特にこの場所は白のぼたんが目立ったような気がします。 境内には4つのぼたん園があります。 東門前の第2ぼたん園、山門左側、塩地蔵裏の第4ぼたん園、弘法大師像前の第5ぼたん園です。 …第1ぼたん園が見当たらないのですが、何処なんでしょう? |
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第3ぼたん園に咲く白いぼたん。 初夏を思わせるような強い陽ざしに、眩しいくらいに真っ白に反射していました。 淡いピンクも綺麗でした。 花の中心に向って濃くなっていくグラデーションが何とも言えませんね。 |
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こちらが一番広い第2ぼたん園で、東門の外側にあります。 東武大師線の大師駅から来ると、第2ぼたん園を通って東門に入るルートになります。 ※大師線 西新井〜大師間は昼間10分間隔で運行されています。 伊勢崎線との直通運行はありません。 |
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境内にはぼたんだけではなく、藤やシャクナゲも植えられています。 ぼたんが満開を過ぎる頃、シャクナゲや藤が見頃を迎えます。 藤やシャクナゲの名所ではないので、西新井大師参拝のついでに観る程度で考えた方がよいです。 藤を鑑賞するなら亀戸天神がよいでしょう。 西新井大師の藤棚は、鐘楼の前にあります。 |
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