三春滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨桜(岐阜県)の三本を「日本三大桜」と呼んでいます。 |
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三春滝桜 福島県田村郡三春町滝桜久保 |
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樹齢1,000年を超えるベニシダレザクラで、樹高約19m、枝張りは東西25m、 南北20mあります。 見頃時期は4月中旬〜下旬で、約30万人程の人出があります。 大型バスの駐車場のある広場から観桜料300円を支払って、専用のトンネルを抜けて園内に入ります。 ただでは見られないようになっています。 JR磐越東線三春駅からタクシー20分(開花時期は臨時バス「滝桜号」が運行される:観桜料込1,000円) 磐越自動車道 船引三春ICから国道288号・県道40号経由約7km、10分程度。 開花期間中交通規制あり。 |
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訪れたのが少し遅かったので、見頃のピークを過ぎてしまった。 |
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目通り3.9mは近くで見ると圧巻です。さくらの樹という感じには程遠く、偉容と言うか異様です。 | ||||
周辺は遊歩道が整備されているので、滝桜を見ながら楽に散策ができます。 枝によっては満開の花を咲かせているのもあるので、丹念に見て回ることにした。 滝桜から目を後方に逸らすと、小高い上に満開の桜が見えたので行ってみることに。 階段がしんどいが、上りきると広くなっており、ここも桜が何本か植えられている。 時間を掛けて来たのだから、滝桜だけではもったいない。おやつをいただきながらしばしの休憩。 |
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紅枝垂地蔵桜 |
福島県郡山市中田町木目沢字岡ノ内 | |||
県道40号を更に10分ほど走り、左の道へ入ると地蔵桜と呼ばれる枝垂桜がある。 こちらは、三春滝桜の娘といわれるベニシダレザクラで、樹齢は約400年以上、郡山市の天然記念物に指定されている1本です。 三春滝桜よりか開花が若干遅いようで、見頃の最盛期といった感じです。 桜の根元に延命地蔵尊を祀る地蔵堂が建っていることから、地蔵桜と呼ばれているそうです。 |
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山高神代桜 山梨県北杜市武川町山高2763
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山高神代桜は山梨県北杜市にある日蓮宗の寺院、「実相寺」の境内に咲く樹齢2,000年のエドヒガンです。 日本神話の日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征定の際、この地に留まり記念に桜を植えたのだと伝わり、名称の由来にもなっています。 後に日蓮聖人がこの木の衰えを見て、回復を祈ったところ再生したんだとか...。 山高神代桜の見頃期間は、河津桜と比べると極めて短いのでホームページなどで開花状況を確認しながら訪問時期を決めるのが良いでしょう。 開花してから満開を迎えるのが平均的に1週間です。 因みにここ数年の開花は、最も早いのが平成14年の3月20日、最も遅いのが平成24年の4月9日でした。 昨年(平成25年)は3月23日に開花し、28日に満開を迎えています。 |
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> JR中央本線 日野春駅からタクシーで約15分 見頃期間中は、JR中央本線 韮崎駅から「甲斐駒ヶ岳周遊バス」も運行されます。所要約30分。 中央道須玉ICより約15分。国道20号宮脇交差点から案内看板があります。 実相寺 :大津山 実相寺 日蓮宗 本尊 十界勧請大曼荼羅 |
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神代桜は樹高10.3m、枝張は東西17.3m,南北13.0mで長く延びた枝を多くの支柱で支えています。 |
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しかし、満開の花を付けた枝は見事です。 樹齢を感じさせない勢いがあるように思います。 ソメイヨシノに比べ長寿であることは知られていますが、根尾谷淡墨桜と同様に千年を越すという事にただ感心するばかりです。 実相寺には他にも枝垂れ桜やソメイヨシノなど多くのサクラが見頃を迎えていました。 その中に、三春滝桜,根尾谷淡墨桜の子桜もあります。 花畑には8万本といわれるスイセンが咲き、黄色とサクラの薄紅色とのコントラストが見事でした。 |
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満開の枝垂桜 |
三春滝桜の子桜 |
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眞原(さねはら)桜並木 |
北杜市武川町眞原3567地内 |
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山高神代桜から車で5分ほど走ると、約750mほどあるソメイヨシノの桜並木があります。 駐車場も整備されているので、立寄ってみるのもよいでしょう。 桜並木は両側に200本が植えられており、満開の時期には大勢の人が往来しています。 但し、花見の宴会はできないので散策をしながら見物するのみです。 前述の甲斐駒ヶ岳周遊バスでも「眞原桜並木」バス停で下車すればよく、マイカーでなくとも大丈夫です。 |
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桜並木の途中にギャラリー&カフェ「かたかご」があります。喫茶と軽食を営業しているのでここで昼食をいただきました。 ”かたかご”というのは、「かたくり」の花の万葉言葉なんだそうです。 食事は有機野菜、無農薬野菜を使用しているとのこと。 公式サイト:ギャラリー&カフェ かたかご ※定休日に注意してください。 |
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根尾谷淡墨桜 岐阜県本巣市根尾板所上段995
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岐阜県本巣市の淡墨公園にあるエドヒガンザクラの古木で、 推定樹齢1,500年という淡墨桜は樹高16.3m、枝張は東西26.90m、南北20.20m。 神代桜と同様に多くの支柱で枝を支えています。 蕾のときは薄紅色をしており、満開時には白色、散りぎわには特異の淡い墨色になることから、この散りぎわの花びらの色にちなんで淡墨桜と命名されたそうだ。 樽見鉄道 樽見駅下車徒歩約15分。 大垣駅から樽見駅までの所要時間は約1時間。列車本数が1時間に1〜2本と少ないので要注意。 名神高速 岐阜羽島/大垣IC、東海北陸自動車道 岐阜各務原ICから約1時間20分。 駐車場:有料 |
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樽見鉄道の終点樽見駅から15分ほど歩いた山の斜面に広がる淡墨公園。 公園の広い芝生の奥に立つ2本の桜。手前の背の低い樹が日本三大桜の一「淡墨桜」です。 後ろのより背丈の高い樹が淡墨桜の2世と云われる、いわゆる子の樹です。 見頃の時期になると、毎日各地から見物客が訪れ大賑わいです。 国道157号は駐車場に入る車で1km以上の大渋滞。 1本のサクラを見に来るだけなので、滞在時間は短くどうしようもなく並ぶという程でもないです。 渋滞回避を狙うなら、国道418号から回って根尾西谷川沿いの公営駐車場を利用する方法です。 |
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幹囲目通り9.1mは他の三大桜同様迫力があります。 太い枝は下から支え、先の細い部分は丸太を立て、上から吊って保護しています。 1959年9月の伊勢湾台風で甚大な被害を被ったが、再生をし現在に至っているとのこと。 下の写真ではわかりづらいかも知れませんが、花はソメイヨシノより小さく咲いている様に見られます。 左下の写真は斜め後ろ側か撮ったものですが、山を背景に置いて眺めた方が迫力を感じます。 |
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朝陽が当たりだした瞬間が良いという話なので、頑張って早起きして行ってみたら、そこには既に三脚を立てカメラをセットしている素人カメラマン(機材で何となく)が大勢待ち構えていました。 身延山久遠寺の枝垂桜で見た光景と同じだ....。 オジサンの隣でコンパクトデジカメで撮ったのが右写真。 オジサンの液晶パネルをチラ見しながら同じアングルで撮ったけど....、所詮Canon EOSと比較してはいけないけど、朝陽に照って淡いピンクに浮かぶ感は出たかなぁ。 陽が出て10分経ったら、あれだけいた人達がサッと居なくなった。 |
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後ろの斜面にお堂が2棟建っています。 淡墨桜のすぐ後ろに建っているのが聖観音を祀る観音堂。今村山淡墨観音堂と言うらしい。覗きに行ったらお堂の中にいるおばちゃんから飴を貰った。 ザルに飴を盛って参拝者に配っている。 少し離れて建っているお堂が、淡墨大師を祀る大師堂。 臨済宗妙心寺派であることは聞いたが、詳細は何も分からない。 クラブツーリズム など多くのツアーが根尾谷淡墨桜を観に来ているが、他の桜見物と抱き合わせたプランのようです。 |
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近くの桜名所 … 谷汲口駅・華厳寺 | ||||