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さくら巡りコース |
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伊那公園 長野県伊那市中央5528−1 |
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伊那といえば高遠の桜で有名ですが、伊那市伊那公園の桜も見応え充分です。 市営・県営球場,テニスコート,プール等々運動施設が豊富な公園で、桜もソメイヨシノ,コヒガンなど約300本が植えられています。 高遠城址公園が地元外の花見客で賑わうのに対し、伊那公園は地元の人のお花見場として賑わっているようです。 中央道 伊那ICを出て左へ、国道153号通称三州街道を伊那市街へ向い、入船で高遠城址公園に向う国道361号へ左折したらすぐに伊那公園へ上がる道があります。 |
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起伏の或る地形でも、橋や木道が整備されているので、ベビーカーや車椅子もOKです。 |
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時折、小雨が落ちてくる天候で空も白く、桜が白く写ってしまいます。青天ならうす桃色が映えるのに、ちょっと残念ではあります。 東京の桜が散って、葉桜になった4月中旬に、ここまで来れば満開の桜が見られるのは、来た甲斐があったというもの。 平日の午後にも拘らず、結構な人出です。 300本と聞くと高遠城址公園の約1/5の本数ですから、少ないように思いますが、実際に伊那公園内を散策してみると、決して少ないようには思えません。 広い芝生広場の隅には、僅かですがシダレザクラも見られます。 長く枝を垂れた姿は圧巻です。 |
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高遠城址公園 長野県伊那市高遠町東高遠
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今回の”さくらを巡る旅”のメインイベントは「高遠城址公園」の桜を昼・夜鑑賞することです。 城址公園内に約1500本のタカトオコヒカンザクラが植えられています。 満開時期には、これでもかと言うくらいに咲き乱れ、公園内のどこへ行っても桜が楽しめます。 高遠さくら祭り 4月1日〜4月30日 夜 桜 4月2日〜散り終わり 日没〜22:00 入園料 500円 伊那市街地から国道361号を行くと、城址公園へ上がる道があります。但し、開花時期は交通規制があり、3分咲き〜散り始め期間は、6時から園内を通行できます。 多分開園を待って長蛇の列になる筈なので、5時半以前に行かないとヤバイです。 臨時駐車場から徒歩でも良いという場合は、慌てなくても大丈夫です。 |
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タカトオコヒガンザクラは淡いピンク色。ソメイヨシノよりずっと濃い色ですが、カワヅサクラよりは淡い色です。 入園ゲートは4ケ所ありますが、お奨めは高遠閣のある北ゲート。 ゲート前の駐車場に駐車するのが近くて便利。 一番の人気スポットである「桜雲橋」「問屋門」(写真下)にも近いです。 空いている内に桜が乱舞する門の前や、橋の上で記念撮影をしましょう。 混雑時は写真どころの騒ぎではないです。 |
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桜を眺めながら、高遠城址公園内を左回りに巡ってみました。 北ゲートを入ると、左手に建つのが「高遠閣」です。 国指定有形文化財ではありますが、歴史的に謂れの或る建物ではなく、廃城で単なる山だった城址公園の目印として昭和11年(1936)有志によって建てられた言わば会館です。 現在は団体客の休憩所として利用されています。 その先は二の丸の跡地で、ここも見上げると桜の花でいっぱいです。 まだ、7時過ぎだったので人もまばらですが、8時を過ぎれば花見の宴を楽しむ人でいっぱいになります。 |
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太鼓櫓の窓から間近にある花を撮ってみました。 |
前述の桜雲橋を渡れば本丸です。 ここには「太鼓櫓」があって、櫓に登ることが出来ます。 太鼓櫓は藩政時代、毎偶数時に大太鼓を鳴らして時を告げる役目をしていたそうで、現在の鼓楼は明治45年に建てられたものだそうです。大太鼓は高遠閣の2階に収納されているそうです。 |
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南郭に来ると、視野が開け高遠の町並みと、残雪に覆われた中央アルプスの峰々を望める場所があります。 写真の右半分に見えているのが、「木曽駒が岳(2,956m)」です。 この辺りは、高遠桜とアルプスを撮ろうとする素人カメラマンで賑わっています。 人混みを避けるため、信州高遠美術館が建つ辺りにやってきました。 美術館は9時開館なのでまだ閉まっていますが、美術館側から見る桜は朝日を浴びてピンク色に輝いて見えます。 |
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ここ一帯を「法幢院曲輪」といい、一段と桜が茂った中に河東碧梧桐 (かわひがしへきごとう)と広瀬奇壁(ひろせきへき)の句碑が立ってました。 一枚の石碑の両面に河東碧梧桐と、広瀬奇壁の句が刻んであるのも珍しいです。 城址公園内には他にも松井芒人,荻原井泉水等の歌碑・句碑が立っているので、併せて見るのもよいかも。 法幢院曲輪から二の丸へ行けばほぼ周回したことになりますが、その前に堀に下りてみました。 池になっている場所では、水面に映る桜が綺麗です。 |
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堀から見上げる桜雲橋 |
小鳥が花を啄ばんでいます。 |
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夜桜編 |
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ホテルで早目に夕食を済ませ、夜桜見物に行ってみました。 入園に便利な北ゲート前の駐車場に車を置きましたが、意外とスムースに駐車できました。 提灯に灯が入り、夜桜見物の雰囲気が出ています。 ライトのセッティングのせいでしょうか、桜が綺麗に浮かび上がっています。 やはり人気スポットの桜雲橋は人出が多いですね。 四月中とはいえ、夜は少々寒いです。 会社帰りのグループでしょうか、宴たけなわでした。 |
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太鼓櫓に上ってみました。 ライトが当たっている枝は、くっきりと浮かび上がっています。 ライトが当たらない部分から、遠く街の灯りが覗けます。 光の明暗が独特の空間を演出していい感じでした。 日本三大夜桜で有名な高田公園にはない、夜桜があるように思えました。 |
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宿泊エリア 阿智・昼神・下伊那 | |||||
光前寺のしだれ桜 長野県駒ヶ根市赤穂29
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タカトオコヒガンザクラを鑑賞した後は、趣を変えて枝垂桜で有名な駒ヶ根の光前寺へ行きました。 駒ヶ根ICを出て、右へ500m程走って斜め左へ分岐すると光前寺に着きます。分かりやすい場所なので迷うことはないでしょう。 「早太郎伝説と光苔の寺」というキャッチコピーの光前寺は、正式名称「宝積山 無動院 光前寺」という天台宗の寺院で、本尊に不動明王を祀っています。 創建は貞観2年(860)と古く、別格本山の寺格を有しています。 光前寺は、木曽山脈に繋がるという杉林の中に建っており、枝垂桜は仁王門から鐘楼付近一帯に約70本が植えられています。 開花時期には夜間ライトアップも行われます。 |
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光前寺へ通じる道を走っていくと、目の前に仁王門と傍らに咲く枝垂桜が現れてきます。 仁王門は光前寺の入口であり、真直ぐに延びた参道が本堂まで続いています。 仁王門に安置されている金剛力士像は、大永8年(1528)の作といわれ、市指定有形文化財になっています。 仁王門手前を左へ入ると「駒ヶ根高原美術館」があり、その脇の空地が駐車場になっています。桜の時期は係員の誘導があります。 |
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仁王門左手の池には背の低い枝垂桜が。 |
その向うには駒ケ岳などの中央アルプスが望めます。 |
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仁王門を抜けた左側には大講堂(阿弥陀堂)が建っていて、その周辺にも枝垂桜が植えられています。 枝垂桜が植えられているのは、仁王門・大講堂・鐘楼の各周辺と本坊西側です。参道と山門奥は杉林になっています。 開花期間中は夜間ライトアップも行っています。 ライトアップの時間は18:00〜21:30。 付近に宿泊なら夜桜見物はお奨めでしょう。 帰宅が遅くなっても良ければ、帰る途中に光前寺に立寄って、日没まで見物し、駒ヶ根ICから一気に帰れば23時位には高井戸ICに着けると思います。 |
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鐘楼周辺の枝垂桜 |
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枝垂桜に囲まれた鐘楼は昭和35年(1960)に再建されたそうで、大きなどっしりした屋根は風格を感じます。 柱も四柱ではなく重厚に造られているので、1.3tを超す大梵鐘がかわいらしくさえ見えます。 鐘楼の奥には嘉永元年(1848)再建の三門(三解脱門)、嘉永4年(1851)再建の本尊不動明王と八大童子を祀る本堂、文化5年(1808)再建の塔高17mという三重塔、享和2年(1802)再建の大般若経六百巻が所蔵されている経蔵など諸堂が杉の大木に囲まれて建っています。 |
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宿泊エリア 駒ヶ根 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
園原の里 長野県下伊那郡阿智村智里
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駒ヶ根から再び中央自動車道で園原の里へ向かいます。 中央自動車道の園原ICが最も近いのですが、名古屋方面からしか出入ができません。 駒ヶ根から来る場合は、飯田山本ICで降り、国道153号を走り、途中国道256号に分岐し昼神温泉へ向かいます。 更に、昼神温泉を抜けたら県道89号へ左分岐し、園原ICを目指します。 園原ICで中央自動車道をアンダークロスし、「東山道・園原ビジターセンター はゝき木館」または、「広拯院月見堂」を目標に山村の狭い道を走っていきます。 飯田山本ICから約40分ほどです。 |
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広拯院月見堂 |
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東山道・園原ビジターセンターから少し上ると、広拯院(こうじょういん)月見堂があります。 |
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駒つなぎの桜 |
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月見堂から更に坂を登っていくと、左手に1本桜で有名な「駒つなぎの桜」があります。 伝承では、源義経が奥州下向の折りに馬を繋いだというが、あくまでも伝承で、そうなんですかと言わざるを得ない。 現在ある樹は当時のものではなく、蘖(ひこばえ)だそうです。 樹齢400〜500年、樹高 33m、目通り 約5.5m のエドヒガンザクラで村指定天然記念物という1本桜です。 手前の水田に映す姿も美しいです。 以前は何もありませんでしたが、最近は見物台などが整備され、色々な角度から桜を鑑賞できます。 |
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宿泊エリア 阿智・昼神・下伊那 |
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