諸國放浪紀 枝垂れ桜特集
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雲上殿の桜枝垂れ桜にはソメイヨシノや河津桜とは違った美しさがあります。

日本で有名な枝垂れ桜の名所は、秋田県の角館ですが、首都圏でも枝垂れ桜を楽しめる場所が多くあります。

枝垂れ桜の鑑賞に訪れた場所をご紹介します。
 
       
身延山久遠寺  (山梨県身延町)
  日蓮宗の総本山 久遠寺の境内に咲く枝垂れ桜は、交通規制が実施されるほど、これを観に来る観光客で賑わいます。

境内に咲く枝垂れ桜は4本。その内中心的存在なのが報恩閣前の1本。朝、陽射しが直接サクラに差すの待つ素人カメラマンが遠巻きに三脚を立てて構えています。

画像で楽しむのも良いとは思いますが、揺れる花びらに反射する陽の光を観て、サラサラと風にたなびく音を聴いて、サクラの香りを嗅覚で捉えて....。

そんな楽しみ方って、現地へ足を運ばなければできない、ちょっと贅沢な方法かも知れません。
その為に仕事して稼いで、年に1度くらいはいいかな。
  報恩閣前の枝垂れ桜  
     
 


中央自動車道中部横断道 増穂ICより
国道52号線にて身延町へ。

東名高速道路 富士ICより
西富士道路,芝川,国道52号線経由で身延町へ。

※見頃時期は9:00〜16:00の間、総門から先への一般車両の通行が規制されます。離れた臨時駐車場からのシャトルバス利用になります。
9:00前に到着して、せいしん駐車場へ駐車して、斜行エレベータで本堂前へ上がるのが一番便利です。
通行規制期間を過ぎても、数日間は見頃が続くので、駐車場待ちの車で大渋滞しているようです。
規制期間内の午前6:30〜7:30到着がベストのようです。
総門内の移動も車がいないので、楽にできます。


中央本線甲府駅にてJR身延線に乗換え、身延駅下車
身延駅より路線バス身延山下車。
 
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 □ 久遠寺境内
     
  久遠寺境内で一番有名なのが、報恩閣前のこの1本。

斜行エレベータや287段の石段を上った、最初に目にするのが本堂でその隣が祖師堂、更にその隣に建つのが報恩閣で、その前にお目当ての枝垂れ桜あります。

陽が直接当たった方が美しいので、早く到着してしまったら、ロープウェイが通常より早目に運行開始されている場合もありますので、先に奥之院 思親閣を参拝してから再び戻ってくるのも良いと思います。
  久遠寺枝垂れ桜  
 
仏殿
  仏殿前の枝垂れ桜  
 
仏殿前の1本も見応えがあります。枝を切り落とした跡があるので、本来はもっと大きかったのではないかと思われます。
看板には樹齢400年と記載してあります。
 
 
菩提梯
本堂
 
仏殿前
斜行エレベータを使ったので、上っては来ませんでしたが287段の石段「菩提梯」。上り切った正面に建つのが本堂。
 
 
身延山妙法華院久遠寺
  日蓮宗 総本山(祖山)
  本尊 : 十界曼荼羅
  創建 : 弘安4年(1281)
  開山 : 日蓮
  開基 : 南部実長
  札所 : 日蓮聖人霊跡
       甲斐百八霊場 第108番
 
朱印思親閣祖廟
 
 
 □ 西谷
     
 
久遠寺境内よりもたくさんの枝垂れ桜が見られるのが、境内左手に広がる西谷と呼ばれるところです。

ここは、西谷参道に沿って何件かの宿坊があり、日蓮の廟所や草庵跡もあります。

久遠寺境内だけではなく、西谷一帯を散策し、枝垂れ桜を鑑賞することをお奨めします。

西谷参道は急な坂道なので、この辺りの散策は結構な体力を必要とします。

せいしん駐車場から西谷の一部を展望できます。(写真右)
 
西谷概観
 
 
本行坊
 
せいしん駐車場のすぐ隣にあるのが「本行坊」。

門から覗くと、美しい枝振りの枝垂れ桜が満開でした。


本行坊山門
 
  右写真に見える石垣のある路地を入ると、宿坊を中心にたくさんの枝垂れ桜を見ることができます。
上を見上げると、桜の花に覆われている場所もあり、圧巻です。
大枝垂れ桜
  西谷路地
西谷の大木
 
 
西谷1
 
西谷2
 
 
西谷3
 
西谷4
 
 
拝殿
 
祖庵跡
 
  西谷の山麓には日蓮聖人の墓「祖廟」があります。
祖師の廟所なので”祖廟”と呼ぶらしいです。
一番奥に「立正」と書かれた扁額の掛かる拝殿があり、吹きぬけた先に廟塔(墓)が立っています。
  日蓮聖人が晩年の9年間を過ごしたといわれる場所で、ここに庵を建て、法門の談義や執筆活動を行ったといいます。
身延山久遠寺発祥の場所だそうです。
 
         
         
 
 
 
     
         
   
   
富士山本宮浅間大社  (静岡県富士宮市)
 
身延山の次に向ったのは、静岡県富士宮市にある駿河國一宮の富士山本宮浅間大社。

車なら国道52号線を南下し、1時間足らずで到着します。
電車・バスの場合はJR身延駅まで出て、身延線で富士宮駅まで行きます。富士宮駅からは徒歩で約10分程度。
身延線での所要時間は特急で42分、各駅停車で52分。特急と各停が交互に運行されているので、来た電車に乗るのが良い。

浅間大社は、ここ本宮と富士山頂に奥宮を持ち、富士山をご神体にしています。
主祭神に木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)、別名浅間大神を祀っています。

全国に約13,000社ある浅間神社の総本宮で、富士宮の本宮は約1万7千坪の境内を有する神社です。

神事流鏑馬式が執り行われる馬場は桜の名所になっていますが、枝垂れ桜は、拝殿前、社務所付近、勇玉池とふれあい広場に見られます。


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拝殿前
 
社務所前
 
 
拝殿前の枝垂れ桜は見事な枝振りです。
こちらは、社務所前
 
 
ふれあい広場
 
ふれあい広場の枝垂れ桜
ふれあい広場の1本は、樹高も高く、注目の1本です。
枝垂れ桜アップ
 
 
浅間神社拝殿
 
富士山本宮浅間大社データ
 
  木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)
    瓊々杵尊(ににぎのみこと)
大山祇神(おおやまづみのかみ)
    垂仁天皇3年(634) 伝承
    旧官幣大社,別表神社,式内社(名神大)
駿河国一宮
    水屋神社・厳島神社・稲荷神社
    静岡県富士宮市宮町1-1
 
       
角 館 (秋田県仙北市角館町)
 
東北の小京都と呼ばれる角館は、古い文化と共にサクラを鑑賞するという風情を楽しむのに最適のお花見スポットです。

黒塀にかかる枝垂桜の薄紅色。これを観たくて遠方から多くの人が訪れます。

角館のレポートは「みちのく三大桜」に掲載しました。


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  角館
     
         
 
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