諸國放浪紀 さくらを観に行こう
 
 
雲上殿の桜善光寺平と呼ばれる地域、別名北信濃,北信州,北信とも呼ばれています。
長野盆地のこれら地域で、さくらの名所を巡ってみました。

長野市といえば善光寺、お朝事に参列し、参拝をしたのち、1日で3ヶ所のさくら名所を訪れます。
 
         
 
Map
 
 

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アクセス
     
 
さくら巡りコース
善光寺(本堂・大勧進・大本願参拝)…善光寺雲上殿−須坂市臥竜公園−小布施町(岩松院・浄光寺)

先ずは善光寺へ
車の場合
上信越自動車道 長野ICもしくは須坂長野東ICから国道18号を経由し、長野市街地中心部を目指す。
電車・バス
JR長野駅(北陸新幹線,中央線特急,信越本線)よりバス「善光寺大門」下車。
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善光寺  (大本願・雲上殿)
 
善光寺の朝は早いです。お朝事の開始は日の出の時間によって変化し、この時期だと6時から6時30分に始まります。

住職の昇堂・退堂時間に本堂前の参道に並んで待っていれば、お数珠頂戴が受けられます。



  善光寺本堂  
 
大本願
     
  善光寺は無宗派の寺院です。
護持・運営は、天台宗の大勧進と浄土宗の大本願が司っています。

大本願は尼寺で、住職は「善光寺上人」と呼ばれ、代々皇室関係の方々が入山しています。
尼公上人は、善光寺の住職を兼ね、大勧進貫主の法要の後にお朝事に来られ、浄土宗の法要を行います。

尼寺なのでしょうか、表書院の前には綺麗な枝垂桜が花を垂れていました。
大本願参拝の祭には、是非見ておきたい一本です。
   
 
雲上殿
     
  本堂裏から北へ1kmほど離れた大峰山の中腹に、朱色のお堂があります。
このお堂は「雲上殿」といい、善光寺の納骨堂です。
無宗派の善光寺なので、堂内の霊壇・霊龕は誰でも利用できます。

本殿は昭和24年(1949)に落慶し、内仏殿には善光寺如来の分身仏が祀られています。

長野市街が一望できる雲上殿一帯には、多くのさくらが植えられています。
善光寺参拝のあとは、ここでゆっくりお花見しましょう。
  雲上殿  
 
雲上殿本殿
 
雲上殿の眺望
 
 
本殿前の桜
 
 
 
雲上殿周辺は、主にソメイヨシノが植えられており、一部にシダレザクラも見られます。
善光寺裏の桜坂を含め、その数約650本。

普段は緑に囲まれた雲上殿ですが、桜の時期に来ると、青空の下に、朱色のお堂と淡いピンクの桜が見事にマッチし、美しさをより一層際立たせています。
 
ソメイヨシノ
 
 
本殿左側に咲く桜
 
本殿右側
 
 
本殿右手にある枝垂桜。ピンク色が目立ちます。
 
 
本殿入口付近
 
枝垂桜
 
 
 
 
人気の宿
 
 
         
 
善光寺宿坊
 
宿坊は西院通り・釈迦堂通り・法然通りに沿って39あります。
各々の宿坊にはお堂があり、本尊が祀られています。
住職がおられて、宿泊者の世話をしてくれます。

また、お朝事への案内や、本堂参拝のサポートをして貰えます。
善光寺周辺
     
仁王門まで徒歩14分〜17分のところにあるホテルです。
長野駅周辺
     
長野駅周辺のホテルに宿泊してもお朝事OKです。
モーニングコールで日の出前に起床して、ホテル或いは駅からタクシーで善光寺に向います。

お朝事を済ませてからホテルに戻っての朝食は可能です。
   
 
   
 
臥竜公園
 
善光寺を後にし、次に訪れたのは須坂市の臥竜公園です。
竜ヶ池周囲に、コヒガン,ソメイヨシノ,ヤマザクラなど約800本の桜が楽しめます。
池と桜の構図を楽しむのがポイントでしょう。

池の周囲には出店も出ているので、ここで昼食にしました。
おでんが美味しかったです。(人気のようです)

雲上殿からは、国道406号を経由して約20分ほどで着きます。
駐車スペースが少ないのが難点ですが、運良く公園脇に駐車できました。

電車の場合、長野電鉄長野線 善光寺下駅から乗車、須坂駅下車徒歩約25分です。

● さくらまつり
毎年、4月上旬から4月いっぱい開催されます。
2024年は4月1日(月)〜4月21日(日)開催予定
満開時の夜間ライトアップもあります。

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竜ヶ池東屋
 
竜ヶ池
 
 
 

 
 
東屋脇の一本は枝が水面に触れています。
池の北側に東屋があります。
 
 
枝を垂れたソメイヨシノ
 
東屋がある北側
 
 
南側より弁天島を望む
 
池の南側には、弁財天を祀る弁天島があり、赤い橋が架かっています。
淡いピンクの桜に、赤い橋が良く似合います。

臥竜公園の桜並木は『日本さくら名所100選』に選ばれるほどの美しさがあります。
池の周りには150本のソメイヨシノが、公園全体では約800本の桜が楽しめます。

池の東側は臥竜山(標高471m)があり、一帯の松林は『日本の名松100選』に選定されています。
山頂までの往復はゆっくり1時間程ですが、次があるので省略しました。
 
 
弁天島より
  枝垂桜  
 
弁天島から、池の南側に植えられている枝垂桜を観ました。
下を歩く人と比べれば、木の大きさが分かると思いますが、枝垂桜の大木です。

右の写真は、池の西側の道路で、右側のビニールシートは出店で、更にその右側が竜ヶ池になっています。
桜並木の左側は駐車場で、ここを利用しました。

この道沿いの桜は、かなり年数を経た大木で、桜のトンネルを形成しています。

竜ヶ池に隣接して、須坂市動物園や水族館・遊園地もあり、家族連れで来ても充分楽しめる公園です。
 
桜並木
 
       
 
小布施町 (岩松院・浄光寺)
 
本日最後に訪れたのは、「栗と北斎の町」小布施です。信州にあって独特の文化と雰囲気を持った町です。

小布施には臥竜公園や上田城跡公園のような桜まつりをやるお花見スポットはありません。室町時代創建の古刹に植えられた桜を鑑賞します。

臥竜公園から岩松院までは、国道206号・203号を経由して約12分ほどです。
電車の場合は、須坂駅から長野電鉄に乗って2つ目の小布施駅で下車します。
 
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岩松院
     
 
北斎晩年の傑作といわれる、極彩色の天井絵「八方睨み鳳凰図」がある寺院として有名な曹洞宗「岩松院」 は、小布施町の東にあります。

八方睨み鳳凰図を見る前に、参道の桜並木を鑑賞しましょう。
長く続く参道は、両側からたくさん花を付けた桜の枝に覆われ、桜のトンネル状態です。
 
岩松院
 
 
岩松院入口
 
岩松院参道
 
 
仁王門から振返ると、右のような感じです。

仁王門の先に本堂があります。
「八方睨み鳳凰図」は本堂中央の間に描かれています。

拝観は有料です。玄関を上がった先で拝観料を納めます。
※ 拝観料 一般:500円 小中学生:200円
  拝観時間  9:00〜16:30 4月〜10月
        9:00〜16:30 11月
        9:30〜15:30 12月〜3月
  拝観休日 年末年始 寺の法要がある場合は時間に制限
       があります。
   
 
本堂左奥、福島正則公霊廟下にも桜があります。
 
 
 
 
 
  参道の桜の間から鐘楼を望む。
 
 
  梅洞山 岩松院  曹洞宗
 本尊 釈迦如来  創建 文明4年(1472)
  長野県上高井郡小布施町雁田 615
  026-247-5504

岩松院朱印
 
 
 
 
浄光寺
     
 
国重文の薬師堂がある浄光寺は、岩松院から徒歩でも10分足らずの近くにあります。

寺域に入ると、満開の桜、濃桃色の花桃、黄色のレンギョウ....と色鮮やかで、春爛漫といった感じです。

本日、最後に訪れたお花見スポットで、春の彩を充分満喫しました。

浄光寺の伽藍は変わっていて、境内に入ると庫裏、本堂が建ち、その脇を通って奥に進むと、仁王門があり薬師堂へと石段が続いています。
仁王門は境内へ入るための門ではなく、薬師堂の門のようです。
よく見る山門は無いということです。
  浄光寺門前  
 
 
 
 
本堂脇の枝垂桜
 
花桃
 
 
仁王門
  本堂前の枝垂桜も見事でした。(写真左上)
余りにも枝が垂れているので、支柱で支えている状態です。

仁王門前にもソメイヨシノが咲いています。

左写真の仁王門の先は、ゴツゴツの石段が薬師堂へと続いています。頑張って上がってみることにしました。
 
 
 
 
 
浄光寺は桜だけではなく、花桃、レンギョウ、ユキヤナギと色とりどりの花が楽しめます。
 
浄瑠璃山 医王院 浄光寺  真言宗豊山派
  本尊  十一面観世音菩薩
  北信濃十三仏霊場 第7番 (薬師如来)
  長野県上高井郡小布施町大字雁田676
   026-247-3924

浄光寺朱印
 
 
 
 
人気の宿
 
   
         
         
 
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