第8番 飯盛山 明王院いいもりさん みょうおういん
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境内撮影禁止前の画像 |
9番浄妙寺 8番明王院7番光触寺 札所9番の浄妙寺の山門からは徒歩17分ほどで明王院に着く。バスなら2つ目の泉水橋で下車する。 十二所のバス停から、住宅内を抜ける裏道を使うと、泉水橋バス停より50m程近い....が。 |
浄妙寺を出て金沢街道を十二所方面に約12分ほど歩くと、道路が左へとカーブするあたりに泉水橋がある。その先を左に分岐すると明王院の参道に出る。
細い参道の突き当たりに簡素な山門があり、 その先には三間四面のかわいらしい本堂が建っている。屋根は茅葺で、ひっそりと佇んでいる姿が心地よい風情を感じさせる。
歴史
明王院は嘉禎元年(1235)、鎌倉幕府四代将軍 藤原頼経の発願、開基により建立された寺で、開山は鶴岡八幡宮別当 定豪という。
寺号の寛喜寺は寛喜3年(1231)に発願したことから名付けられたとの話だ。
明王院は五大明王(不動明王,降三世明王,軍荼利明王,大威徳明王,金剛夜叉明王)を本尊に祀る、京都仁和寺末の真言宗の寺である。
五大明王の内、不動明王は鎌倉十三仏霊場 第1番の札所本尊になっている。
本堂裏手には山が迫っていて、市街地から随分遠くに来た感じがする。
その裏手には大きなイチョウの木があるが、この木は鶴岡八幡宮にあった先代の大イチョウに次ぐ樹齢だそうだ。
黄色に葉を染めた頃は見応えがある。
八幡宮の大イチョウはもう見られないので、ここに来るのが良いかも...。
札所に着いてロウソクと線香をおげようとしたら火種がない。
はて、どうしようかと思案をしていたら若い住職が来て、「すいません、種火のロウソクが消えていました。」
これで、無事参拝ができた。
よく手入れされた境内は撮影禁止になっている。
以前は撮影禁止ではなかったが、おそらく、参拝もしない撮影目的の素人カメラマンが遠慮もせず三脚を立てて撮影に興じているからに違いない。
創建 | 嘉禎元年(1235) | ||||
開基 | 藤原頼経 | ||||
開山 | 阿闍梨定豪 | ||||
納経所 | 本堂 ブザーがあり | ||||
鎌倉33観音 |
鎌倉13仏 不動明王 |