諸國放浪紀鎌倉三十三観音霊場
第11番 帰命山 延命寺きみょうざん えんめいじ
名称
 
帰命山 延命寺
宗派
浄土宗
札所本尊
 
聖観世音菩薩
本尊
 
阿弥陀如来
御真言
 
おん あろりきゃ そわか
ご詠歌
 
生まれきて としのなきこそ ものうけれ
   頼む仏の 慈悲にのびゆく
他の霊場
 
鎌倉二十四地蔵霊場 第23番
所在地
 
鎌倉市材木座1-1-3
0467-22-5464
駐車場
  本堂脇に1台可か。踏切先に有料
最寄駅
鎌倉駅東口 徒歩約7分
道のり
 
2回目の打出しは材木座の延命寺から。
鎌倉駅東口から若宮大路を海岸方面へ歩いていくと、横須賀線のガードがある。更にその先に進むと「下馬」の交差点がある。
角がガソリンスタンドでそこを左に曲がると延命寺橋があり、渡った先が延命寺である。駅から約500m、10分ほどの距離。

参拝記

今回2回目の巡拝で回るのは、大町・材木座の寺院。材木座の札所は時宗の寺院が多く、また、不在のお寺もあると聞く。

本日最初にお参りしたのは材木座の延命寺。
滑川にかかる延命寺橋を渡ると、すぐ右側に延命寺の門がある。

門の左側に石標が立っていて、中央に本尊阿弥陀如来 鎌倉 延命寺、その左右に身代地蔵尊・観世音菩薩と刻まれている。

門を入ると狭い境内ではあるが、左側に本堂が、その先に庫裏が建てられている。

手前に大イチョウがあり、黄色い葉が陽に輝やいていた。訪れたときは葉がかなり落ちていたが、それでも綺麗だ。

延命寺には面白い歴史がが残っている。
延命寺は、五代執権北条時頼の夫人が、正慶年間(1332〜34)に建立した寺で、開山は昌イチョウ誉能公、地蔵菩薩立像を本尊として祀る地蔵堂であった。

あるとき、時頼夫人が双六で賭けに興じていた。
夫人の分が悪くなって窮地に追い込まれたとき、地蔵があらわれて夫人の身替わりになったという。

このお地蔵さんは、「身代地蔵」と呼ばれるようになった。
この地蔵尊を祀った地蔵堂は、その後、昌益上人が中興開山となり、本尊に阿弥陀如来を安置して延命寺と称し、安養院の末寺となったとのことである。

この阿弥陀如来像は、室町後期のもので運慶作といわれ、圓応寺の閻魔大王像を造立したとき、余った木で作られたことから「木あまりの像」と呼ばれているそうだ。


  Memo
  延命寺朱印  
創建
正慶年間(1332〜34)
  開基 北条時頼
  開山 北条時頼夫人 
  納経所 庫裏玄関 インターフォン有り
     
 
 
 
 
         

Map


大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

Prev   Next


諸國放浪紀 仏に出会う旅 HOME 仏に出会う旅 鎌倉三十三巻音霊場

inserted by FC2 system