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  湯島天満宮  
     
「湯島の白梅」…泉鏡花の「婦系図」で有名ですが、天満宮と言えば、御祭神は菅原道真公。梅の花は天満宮に縁のある花ですね。
 
湯島天満宮は谷保天満宮、亀戸天神社と共に江戸三大天神の一つでもあります。
 
ここの梅は梅林などに見られる樹形と違い、かなり枝が刈り込まれ、たくさんの花が付いているように見える樹形に剪定されています。
 
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という諺があります。桜は切り口が腐りやすく、梅は腐りにくいということだけではなく、梅は樹形を美しくするために、剪定を必要とする…ということです。

関連ページ 江戸三大天神

 

 

湯島天満宮、通称湯島天神の梅園は江戸時代から有名で、毎年2月〜3月にかけて「梅まつり」が開催されます。

湯島天神の梅まつりは、根津神社のつつじまつり、白山神社の紫陽花まつりなど、文京花の五大まつりの一つです。
 
平成23年は2月8日〜3月8日に開催されます。
入園時間は8:00〜19:30で、入園無料です。
また、土日祝には野点や湯島白梅神太鼓などのイベントが開催され、期間中約40万人ほどの参詣者で賑わいます。

   
 
 

 
 

   
 
この時期は受験シーズンでもあり、たくさんの合格祈願絵馬が奉納されています。
 
文京区は東大をはじめ多くの大学、高校があるので受験生の参拝者も多いですね。
 
神殿で結婚式があるときは、右上写真の橋を新郎新婦が渡って神殿に向かいます。
白無垢の衣装に梅が映えますね。
   
 
 

梅まつり開催期の参道。
出店が立ち並んでいます。
 
撮影した時は、平日午前の早い時期だったので、まだ人出も少ないです。

 
         
  ちょっと寄り道 柳井堂 心城院 (湯島聖天)    
 

社殿に向かって右側にある石段を男坂と呼んでいますが、その男坂を降り切った左手にあるのが心城院です。
 
元々は湯島天神の一堂宇であったため、湯島天神とは縁の深い寺院です。
天台宗の寺院で本尊は大聖歓喜天で聖天さまと呼ばれています。
 
境内に江戸名水の一つ「柳の井戸」があります。
(写真左下窓)
 
大聖歓喜天の他に十一面観世音菩薩が祀られていることから、江戸三十三観音霊場 第七番札所にもなっています。

  江戸三十三観音霊場
   

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