第7番 青苔山 法長寺せいたいさん ほうちょうじ通称:牛伏堂
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6番卜雲寺 7番法長寺 6番卜雲寺からは下の路を道なりに進み、変則四差路を右折すれば左手に参道が見えてくる。 国道299号線の横瀬橋の交差点に来たら来過ぎてしまった事になる。 |
立派な山門が出迎えてくれる。
門の両脇には石票があり、右側には「法長禅寺」、左側には「不許葷酒入山門」と刻まれてあった。
これは禅寺などでよく見かける石票で、「葷(くん)酒山門より入るを許さず」と読下すのだと聞いた。
葷とは精進料理に使ってはいけないし、食べてもいけない野菜を指すとのことで、ねぎ,玉ねぎ,にら,にんにく,らっきょうが該当するらしい。いずれも生でかじったら臭そうなものばかりだ。
山門を入ると間口10間、奥行9間の秩父霊場でもっとも大きい伽藍といわれる本堂がある。
この本堂は平賀源内の原図をもとに設計されたと入口の看板に記されていた。
写真では小さくて見えないが、堂宇の中に観音堂が設けられているという珍しい構造だ。
賽銭箱の左にも牛の像があった。牛伏堂の名に縁のあるものだろう。
法長寺の駐車場は広いので、多少混んでいても大丈夫だ。
ここはの処理が早い。参拝日まで一気に筆で書き入れている。大概の札所では日付ゴム印だが、間違わない為の工夫か、手間を省く為かは分からないが、一気に書き上げた方が時間は早いかもしれない。
まぁ、あえて取上げる話でもないが。
8・6・7番と巡ったので次は9番明智寺だ。
横瀬川を挟んで真西にあり、里路を歩いたら、遠回りをする車より早く着けるかも知れない。