第20番 法王山 岩之上堂ぶつどうざん のさかじ
札所本尊
聖観世音菩薩
宗派
 
臨済宗南禅寺派
ご詠歌
 
苔むしろ 敷きてもとまれ 岩の上
  玉のうてなも 朽ちはつる身を
ご真言
 
おん あろりきゃ そわか
所在地
 
埼玉県秩父市寺尾2169
0494-23-9419
最寄駅
観音堂
道のり  
19番龍石寺 20番岩之上堂
札所19番龍石寺からは、左に出、続いてY字路を左へ、次の4差路を左折し秩父橋で国道299号を右折。
秩父橋を渡ったら299号に沿って左へ曲がり、20番の案内を左折したら突当った左側に駐車場がある。

参拝メモ

観音堂 俯瞰20番からは荒川の対岸になる。秩父橋を渡ったら、巡礼道なら川沿いの急な坂を登って行くが、車なら大回りして299号を来る。
駐車場から石段を降りて観音堂に向かう。観音堂が荒川河岸の崖上にあるから岩之上堂というのか、上から降りてきたので余りそういう感じはしない。

説明では、延宝初年(1673)、内田家先代、内田武左衛門尉政勝の再建によるもので、元禄年間(1688〜1704)に内陣の補修、宝永年間(1704〜に彫刻の補修を経てきたもので、唐模様系統の建築で優秀な造りとされているとのことである。
本尊は聖観世音立像で高さ71.3cm、檜材一刀彫で寄木漆箔造り、藤原時代の作と言われ、市指定有形文化財になっている。とある

そもそも岩之上堂は、平安末期に白河法皇が聖観音像をここに安置したことが発端で、大きな堂宇を持っており、当時は願上寺と号したらしい。
後の時代に武田軍侵略によって消失してしまい。その後、村の支配者である内田家が観音堂を建立し、内田家個人が代々管理してきているとのことだ。
向拝
観音堂は三間四面の宝形造りで流れ向拝を付けている。向拝からそのまま土間へ入れるようになっているのは便利だ。
札所の中でも指折りの建築と言われる所以は、複雑な斗きょうを数多く用い、二重の垂木、丸太の長押などじっくり眺めれば種々に創意工夫が窺われる。
猿子の瓔珞
堂内には小切れと綿で小猿の形に縫い上げた猿子の瓔珞が飾られている。
猿は"去る"で災いを去る=厄除けということであろう。飛騨のさるぼぼと類似している。



Memo

バスで来る場合は西武秩父駅から小鹿野車庫・栗尾行か吉田元気村行に乗車、秩父橋か札所二十番入口で下車する。バスは本数が少ない為、予め時刻を調べておくことをお勧めする。
但し、21番〜24番は1日3〜4往復と極めて本数が少ないので、バスは実質利用できない。

西武観光バス(路線バス) 小鹿野方面時刻表 

※秩父地域は西武バスの関連会社である西武観光バス 秩父営業所が路線バスを運行している。








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