第23番 松風山 音楽寺しょうふうざん おんがくじ
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22番童子堂 23番音楽寺 札所22番童子堂からは、県道72号を左へ、秩父ミューズパーク(北口)交差点を右折し、ミューズパークへ向かう。 登り坂の途中にあるP13駐車場へ入る。一番奥に駐車するのがベスト。 |
音楽寺は秩父市と小鹿野町の間にある長尾根丘陵小鹿坂峠の下にある。秩父ミューズパークの北端に位置するところで、ミューズパークの駐車場を 利用するのが便利。バイクなら小鹿坂峠へ向かう坂道の途中に分岐する狭い道路(巡礼道と同じ)があり、突当りが音楽寺になる。
駐車場の一番奥に階段があり、道なりに進むと音楽寺に行ける。途中、秩父市が一望できる眺望の良い場所を通るので、地図と見比べると面白いかも知れない。
音楽寺の境内に入ると正面が納経所がある庫裏で、その前を通り過ぎ、長い石段を上がると六地蔵が立っている。
広い境内の奥に観音堂がある。
観音堂は、三間四面の宝珠を載せた銅板葺宝形造りで、二重垂木を用いた重厚な屋根となっている。
向拝は付けられてないが、朱の向欄を付けた回廊を巡らせている。
類似した他の堂に比べ、回廊の幅が広く造られているので、その分屋根も広く、堂全体が大きくどっしりした感じがする。
観音堂の前には市指定文化財の梵鐘がある。
周囲に六観音が鋳造されており、頭部に百個ほど(梵鐘だから多分108個)の乳頭が見える。
明和5年(1768)に鋳造されたものだそうだが、鐘楼は近年建替えられたようで、柱がまだ新しい。"松韻"と書かれた扁額か掲げてあった。
「鐘は静かに撞いて下さい」の立札があったので、いいのかぁ、では と撞いたらソフトな音色が響いた。
再び下の境内に降りた。途中には「正一位 稲荷大明神」の幟がたくさん立てられた稲荷社がある。
納経所に戻ってみると、ちょうど大相撲の中継を見ておられてたので、一緒に見せて貰い、取組1番を待って納経をお願いした。
秩父ミューズパーク循環バス ぐるりん号
音楽寺へのアクセスとして「ぐるりん号」を利用する方法があります。
ぐるりん号は西武秩父駅発着で秩父駅も経由します。
右回りと左回りがあり、どちらも音楽寺バス停を通りますが、左回りの音楽寺先回りスポーツの森行が便利です。
発車時刻表掲載サイト:ぐるりん号時刻表