第8番 清泰山 西善寺せいたいざん さいぜんじ
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2回目の打出しは、札所8番西善寺から。 圏央道 狭山日高I.Cから県道347号線(馬引沢飯能線)を経由して国道299号線に出る。あとはひたすら299号を行くだけ。 正丸トンネルを抜け、 暫く走ると「道の駅果樹公園あしがくぼ」がある。ここから注意深く走っていると、左手に「札所八番」の看板が見え、右手には「浜中自動車商会」という自動車整備会社がある。 ここを左折し、道標を頼りに進めば道は狭くなるが札所に着ける。 |
2ヶ月ぶりの札所巡り。今回は横瀬地区から西武秩父駅周辺の10ヶ寺である。
この日は越生町に用事があり、黒山三滝のある黒山から越守山を越えて吾野に出た。
吾野から正丸峠をトンネルで抜け、「道の駅果樹公園あしがくぼ」で休憩の後、横瀬から西武秩父線をアンダークロスして西善寺に向う。
最初に現れるのが札所8番西善寺で、今回は、8番を先に6,7,9と15番まで巡ることになる。
国道299号線で見た「札所八番」の看板にあったように、地元では寺院名ではなく番号で表現する場合が多い。西善寺ではなく八番である。
バス停も「札所一番」「札所三十二番」であり、人に尋ねても
「西善寺はこっちでいいんですか?」「西善寺!?...?」「8番の西善寺ですが...」「あぁ8番ならその先を右…」こういうケースが多い。
間口7間・奥行6間の大きく美しい形の本堂だが、門を入って最初に目に飛び込むのは巨大なカエデである。
幹周り3.48m、樹高9m、東西に20m・南北に18mの枝を広げるカエデは「コミネモミジ」と呼ばれている。
1950.3.20「西善寺のコミネカエデ」という名称で埼玉県の天然記念物に指定されており、樹齢600年とのこと。
紅葉する11月頃には多くの見物客が訪れ、納経以外の目的で入場した場合、拝観料が必要になるという。
東国花の寺百ヶ寺にも「紅葉」で選ばれている。
西善寺でもう一つ珍しいと思ったのは、門を入り本堂へ行くのに石段を降りたことだ。
一般的に本堂は山門より高い位置に建てられている。西善寺は逆で、山門の方が高い位置にある。
このコミネモミジが紅葉した時を見てみたいですなぁ。
と思ったら、公式サイトで近況が掲載されていた。