第34番 日沢山 水潜寺にったくさん すいせんじ
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33番菊水寺 34番水潜寺 札所33番菊水寺からは、駐車場を右に出て、取方交差点を右折、県道270号線を左折、次に県道37号線を右折し暫く走る。 国神交差点を児玉方面へ左折しまた暫く走り、橋を渡った先のT字路を日野沢方面へ左折し道なりに走れば左手に水潜寺の駐車場が見えてくる。 |
いよいよ秩父霊場巡り最後の札所だ。ここ水潜寺は日本百観音霊場の結願寺でもある。
車で来る人が大半だが、旧巡礼道の札立峠を越えてくる人もいると聞く。
住職の話では最近クマの目撃情報があり、熊出没注意の看板を出しているそうだ。
参道を行くと、「秩父三十四番札所」と「日本百観音結願所」の石標が立っている。順路に従い勾配の緩やかな右側の路を行く。
納経所の下辺りまで来ると六地蔵が出迎えてくれる。
その先の階段を上ると本堂である観音堂に出る。そのままこの路を沢伝いに行くと札立峠へ至る旧巡礼道だ。
観音堂は六間四面の宝形造りで、大きな向拝を付けた建物である。何でも江戸時代後期に再建されたものらしい。
観音堂右手奥の岩壁には「水くぐりの岩屋」という岩窟がある。以前訪れた時には立ち入ることが出来て、住職が説明してくれたが、現在は立入禁止区域になっている。
観音堂の左手には讃仏堂という建物があって、納経所になっている。
書入れをしながら住職はいつも「どちらからお出でですか?」と聞かれる。
答えると「この時間なら高速が渋滞しますね。」と言われたので、今日は泊まりですと答えると、 「かんぽの宿ですか」と返ってきた。鋭い!何で分かったんだろう。宿はたくさんあるのに思わず絶句してから「はい」と答えた。
讃仏道の先にある小さなお堂は「百観音結願堂」であった。
帰路の急な下り坂には三十三観音の石像が並んでいる。ここはああだった、こうだったと思い出しながら水潜寺を後にした。
秩父札所巡りで参拝した寺社は長瀞七草寺・十三仏・神社を含め、42ヶ寺、2社であった。
結願
めでたく満願成就であった。巡礼だけに留まらず、花の名所など巡って楽しく回れたと思う。
路線バスで来る場合は、秩父鉄道 皆野駅から皆野町営バスを利用する。
皆野町営バス 日野沢線西立沢行は平日8往復、土・休日5往復の運行が運行されている。
皆野駅〜札所前 所要時間:約20分 運賃:230円
皆野町営バス 日野沢線時刻表