第19番 飛淵山 龍石寺ひえんざん りゅうせきじ
札所本尊
千手観世音菩薩
宗派
 
曹洞宗
ご詠歌
 
あめつちを 動かすほどの 龍石寺
  参る人には 利生あるべし
ご真言
 
おん ばざら たらま きりく
所在地
 
埼玉県秩父市大畑町15-31
0494-23-7758
最寄駅
公式サイト
  秩父札所19番 龍石寺 
観音堂
道のり  
16番西光寺 19番龍石寺
札所16番西光寺からは、来た道を戻り私立病院入口の信号を左折(直前の一方通行路でも可)し直進するのみ。 途中、視目坂下で国道299号を横切り案内板が出てくるまでとにかく直進。左手に龍石寺の駐車場に入る路地がある。

参拝メモ

観音堂向拝龍石寺は無住の寺である。宝形造りの観音堂は三間四面の形状をとるが何か大きい気がする。よく見ると柱間が広く造られている。
現在の堂宇は昭和48年(1973)に復元されたそうだ。
戦後秩父霊場は多くが荒廃してしまい、中でも19番は無住の為、荒廃が激しかったそうだ。
それを秩父観光協会青年部の諸氏が各地へ出向き浄財を集め、現在の観音堂が完成したとのこと。

向拝が土間になっていて、その両脇から回廊に上がる階段がある。上がって周りを見渡すと”大きい一面の岩盤上に建てられている”という説明書の意味が分かる気がする。観音堂の周囲を歩いても凸凹していて歩き辛い。

三途婆堂 三途婆堂
観音堂左手には奪衣婆像(だつえば)を祀る三途婆堂がある。奪衣婆は三途の川の渡し賃である六文銭を持たずに来た亡者の衣服を剥ぎ取る老婆で、通常は恐ろしい顔付きをしている。
江戸末期に庶民の間で奪衣婆が疫病除けや咳止めにご利益があるとして信仰を集めた。という事からも、奪衣婆を祀ることが特異ではないのかなと思う。

山門もなく開放的な境内だが、前述の堂の他にも小さいながら不動堂もあるし、休憩できる東屋もある。

六地蔵 延命地蔵境内への入口付近には六地蔵+1のお地蔵さんが、正確に切り出された石の台座ではなく、石を積上げ盛り固めた台に、お揃いの前掛けをして並んでいました。

無住の寺でありながら、こうした光景に人々の信仰心の深さ、観音堂にまつわる歴史や、堂を守り支えていく人々の思いを学びとることが、仏さまをお参りするのと同様に大切なことであると感じた。


龍石寺ご朱印Memo

納経所は境内右手にあるが、不在時は少し先の宗福寺で納経を受け付けている。














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